本日1つ目の記事

 

    

カミムスヒ

「 Tsukuyomi 」

 

 

海に日が落ちて

草木は眠り

凪ぐ水面に

小舟を浮かぶ

 

山の端見れば

月代出でて

海に映る

光を縒りに

 

月日を読みて

機を織りなす

彩を添え

季をつむぐ

 

連なる帯を

重ねてみれば

奥ゆかしげに

ながめせしまに

 

つね変わりゆき

繰り返すよに

母なる光

永久に留めん

 

満月傾いて

風が吹きつく

雲波たち

月代隠す

 

小舟の先に

光を灯し

忌む方に

耳を傾け

 

榊手に取り

払えたまえば

辰星なりて

天の川へ

 

色とりどりの

星の光に

うさぎを使い

神気を送る

 

ちぢの思いを

重ねてみれば

母なる光

永久に守らん

 

暁迫り

霞かかる

 

日への通い路に

思いを送り

明日の来るを

静かにまたん

 

陰陽の間合いに

橋を渡して

母なる光

永久に続けよ

 

 

 

    

カミムスヒ

「かぐやひめ」

 

我はされば何人なる

朔(さく)の天(あま)仰ぎ定め尋ぬ

 

我は揺らがぬ思ひとあれど 

なづみ迷ふ夜ありぬ 

 

憂へとかく考ふることは 

いとかたじけながれれど

 

なんでさることかし侍(はべ)らむ 

我を見なむ

 

我は誰(た)に心得られずも 

宿世(すくせ)に沿うて 

生くるばかり

 

さながら消ゆると思へども 

思ひはとこしへに

 

 

 

求められたるものは何 

望月を仰ぎ定め尋ぬ

 

我は揺らがぬ思ひとあれど 

どうにもえぬがありぬ

 

我思ひ考ふることは 

いとかたじけながれれど

 

なんでさることかし侍(はべ)らむ 

陰にならむ

 

我は誰(た)に心得られずも 

宿世に沿うて 

生くるばかり

 

さながら消ゆると思へども

思ひはとこしへに

 

たとへおのが身が果つるとも 

宿世に沿うて 

向かふばかり

 

天(あま)のはごろもを 

きるをりぞ 

猛きりを残して

 

 

 

明日の昼公演は

カミムスヒからスタート

歌詞をお届けしますニコニコ

 

 

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