先日からの政変について、何故ゴタゴタしているのでしょうか?前原小沢同盟の用意したシナリオと、小池百合子氏の本音について考えてみました
まず本来の前原小沢プランは何だったのでしょう?
推察するに、民由社の3党の衆院立候補者は原則、小池新党で出馬する、比例票の死票を避ける為、民由社の名前で比例代表では出ない、合わせて共産党とは小選挙区で協力するという大方針です
原則というのは、新党にとってマイナスイメージになる議員の一部(例えば、少なからぬ層に受けが悪い民進党内の社会主義者や、政権担当時の行為に反感を持たれている人など)、あるいは代表である前原氏と小沢氏は、逃げ込んだというイメージを持たれないようにする為に、選挙の時点では無所属で戦ってもらうと
またこの機会にマイナス行動を取る議員(例えば、民主党に大打撃を与えたり自民党に情報を流していると思われている野田佳彦氏)や、今日の惨状を招いた過去の執行部の面々を排除しようともしてたでしょう
その上で民由社の3党が合併、そして小池新党に合流できればベストでした
だけど、誤算が有りました
第1は社民党がこの話に乗らなかった事
これで、対国民で多くの思想信条の党を纏めた受け皿という印象が薄れてしまい、対小池新党の発言力も減ったし、以後、共産党が反対に回っても社民という仲間ができました
第2は、民進党内の保守派の離党が加速度的に進み、不利な条件でも、小池新党との合意を急がねばならなかった事
第3は、小池氏が日本のこころを招き入れた事
小池新党にとっては、民進党色が薄れ、こころの政党助成金も流用できます
ただし、共産党からは反発を増す行動になります
第4は、小池氏が、排除というキツイ言葉を使い、野党共闘の合意事項である安倍政権下で改憲しない事を、覆す踏み絵で選別の姿勢を示した事
これで希望の党から民進左派が離れ、社共も対立して、自公に対する希望と民共由社の共闘が崩れ、政権交代には不利になってしまいました
対国民で言えば、自民、希望、左派と、思想信条別にスッキリと別れたので、分かりやすくなったとは思いますが
では今後はどうなるのでしょう?
まず小池氏の気質は、極端な上昇志向で、総理大臣になる為には何でもする、というのが私の感触
若狭さんや細野さんはスポークスマン的な役どころで、小池氏にすれば適当に動かせて世間の反応を見てるだけ
よって(無所属や自由党と合わせて)衆院過半数を取れそうなら小池氏は出馬、取れないなら出なさそうです
維新の会は、二股膏薬で、自民党か希望の党か、有利なほうに付くだけ
公明党もそうですが、こちらは自民との経緯があるので、希望の党に付くにしても、段々と寄って行くという形でしょう
日本のこころは希望が勝てば恐らく合流、自民が勝てば小選挙区を譲ってもらうように交渉して存立の基盤を求めるでしょう
立憲民主党は(現時点で前職14人の)少人数で、希望の党から対抗馬を立てられるので、左派思想が浸透してる北海道、組合が強い愛知、リベラルな気風が受け入れられてる首都圏以外は、五分五分の形勢にもっていくのも厳しい
国会議員5人以上の政党条件を満たすか満たせないかギリギリの選挙結果になりそうです、但し、そうなっても参院から議員を充当するので(当面は)存続します
社共は、党是である護憲から離れていった希望の党には深い溝ができて、容易に修復できないでしょう
よって立憲民主党と社共は一団となって共闘していくけれど、この3党では、共産党が一番議席獲得する公算が強いです
社民党は沖縄で1人当選するけど、立憲民主党に票が流れ、九州の比例では1人当選できるかどうか、衰退に拍車がかかります
なお選挙後の民進党は、衆院側では(無所属が暫く残留するかもしれませんが)前原氏1人
参院には(川田氏を入れたら)48人の議員が居て、半数改選の選挙も2年後なので、暫くは存続します
衆院選の結果と、小池氏の動きを見て、希望の党と立憲民主党などにゆくゆくは別れ、解党(か希望か自由に合流)するでしょう
残る関心は、残った政党助成金等の行く末です
自由党は、小沢氏と玉城氏が無所属で選挙を戦い、小沢氏のみ可能なら選挙後は希望に合流して指導力を発揮し、党自体も希望の党と連立するかもしれないけど、残る5人でも党は存続を図るでしょう
何故か?小池氏が強い意向で民進党からの移籍者も含めて、自己の政策を実現しようとしている為、自民との妥協や連合も有りうるから
その時に、衆院選挙で公認候補を1人も出さなかった自由党には、他党の、小選挙区で勝ちあがった議員のみならず、比例復活した議員も移籍できます
保険をかける意味で、残すと思われます
いずれにせよ、希望の党は衆院を押さえただけでは政策実現には中途半端、次の参院選が議会運営でフリーハンドを得る決戦の場になるでしょう
