このカードを捨てるのに2年もかかりました
母が亡くなってもうすぐ2年を迎えます。
2年前の今頃
砂時計のように減っていく母の命の時間を必死に守ろうとしていました。
弟と弟のお嫁さんと私、ケアマネさんや看護師さんやヘルパーさん達と
スクラムを組んで毎日小刻みに連携をしながら介護をしていました。
母が心細くないようにこのようなカードを私が作りました
伝えてもすぐに忘れてしまいます。
心配になって何度も母から電話が掛かってきたりしていました。
仕事ですぐに出られないこともありました
母のベッドから一番よく見えるところに設置。
私や弟や弟のお嫁さんのこともカードにしました。
弟家族と同居をしていて、当時はコロナで大変な時期だったので
弟は2階でリモートワークをしていた日もありました。
でも母は2階に弟がいることに気付かずに
「多美~、お腹が痛いんだけど」って
私に電話をしてくる日も何度もあったのでカードにして知らせました。
もっともっとお世話をしたかった!
亡くなってからはこれを見るのも辛くて…
見えないところにずっとしまっていました。
でもこの年末久しぶりに見つけてしばらく考えました。
「もぅ、いいよね、お母さん?」
自分の心と向き合って処分することにしました。
たったこれだけのことなのに、2年間も出来ませんでした
捨てやすいようにハサミでチョキチョキ。
切っていると母の声が聞こえてきました。
綺麗だった母の手も思い出しました。
いつも私を側で見守ってくれてる♡
と信じつつも時々無性に会いたくなります。
母が私に残してくれた言葉、言霊があります、それは・・・
「多美は何があっても大丈夫」
「だって私の娘なんだから」
何度この言葉に救われたきたことか…
これほどまでに私を信じきってくれた母。
今では自分で自分に唱えています。
「私は何があっても大丈夫」
「だってお母さんの子どもなんだから」
そして、最近よく思うんです。
母が私を信じてくれたように、私も3人の子ども達にこの言葉を贈りたいと。
「何があってもあなたは大丈夫」
「だって私の子どもなんだから」
お母さん、ありがとう
素晴らしい想いと言葉を私に遺してくれて
母との温かい思い出を胸に秘めながら
今年の年末の片付けサポートのお仕事を
励むことができました。
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