これまで様々な資格試験を受けてきました。

 

 資格試験の勉強を進める前に、「〇〇試験の合格体験記」や「〇〇に合格するための勉強の仕方」というタイトルのブログを読んで、勉強の進め方を決めています。

 

 その際に頻繁に目にするのが「過去問だけでは受からない」というフレーズです。

 

 私の経験からすると(浅いかもですが)、ほとんどが嘘です。

 

 だいたいの試験は過去問で受かります。

 

 かつては「過去問だけでは受からない」に騙されて、遠回りの勉強をしてしまったこともありました。

 

 なぜ「過去問だけでは受からない」という嘘をつくのか。

 

 考えられる理由としては・・・

  • 「過去問だけでは受からないような、難しい資格を取得した」ということをアピールしたいから
    難しい資格ほど、この傾向がみられます。やれやれ・・・。
     
  • 過去問だけでは使える知識は身に付かないという考えがあるため、「過去問だけでは受からない」とビビらせたい
    余計なお世話です。試験を受ける目的は人によって違うので(奨励金目当てとか、出世に必要とか)、使える知識うんぬんの話は明確に切り分けてほしいです。そもそも「過去問だけでは使える知識は身に付かない」というのも怪しいです。試験の問題は重要な知識や間違いやすい知識を問うことが一般的なので、良質な資格試験の過去問は、最良の参考書になるはず、と個人的には思います。
     
  • 過去問の丸暗記をしている
    例えば、この問題が出たら「ア」を選ぶとか、計算問題で答えの数値だけ覚えるとか。・・・。それで受からないのは当たり前です。

 
 私は「過去問だけでは受からない」詐欺に遭わないために、10件くらいのブログを調べて、1つでも「過去問だけで受かった」との記載があれば、過去問を主体にした勉強をするようにしています(そもそも過去問だけで受かった人がいるのに、過去問だけでは受からない。というのは矛盾している気がする・・・)。