そして、こういうことがあると、否が応でも思い出してしまうことがある。まあこういうことがなくても常に思っている、恐れていることなのだが。
わたくしには、明確に人とうまく付き合えなくなったきっかけがある。
大学の時、Aさんという同期の女の子がいて、
その子とは、大学一年の11月の学園祭で、色々一緒にやったり、電話とかでいっぱい話したりしたので、結果物凄く距離が縮まった感があり、「ああ、仲良くなれたなあ。良かったなあ」と、その学園祭が終わった時には嬉しく思っていたのだが、
B君という同期の男の子がいて、
その彼とはかなり仲良く人付き合いをさせてもらっていたのだが、その学園祭から一週間くらい経った頃、二人で飲んでいる時に、
そのB君が、Aさんが「絶対に他の人に言わないでね」って言ってB君に話したことを、俺に言って。
内容的にはAさんが学部を移るかもしれないって話だったんだが、
いやお前ふざけんなと、俺これからどんな顔してAさんとコミュニケーション取ればいいんだよ、となり。わたくしは器用にポンポンポンと人付き合いができるタイプではないので、頭を抱え、
そして案の定、以来俺は、仲良くなったはずのAさんと心を全開にしてのコミュニケーションができなくなり、
結果、物凄い悩んで、苦しんで、でも言うまでもなくそのAさんには何の罪もないから、とにかくAさんにだけは気取られないように、Aさんは絶対傷ついたりしないように、気を遣いながら日常会話とかをしたりして、でもそういう内面だから、話してる時とかも、物凄く罪悪感があって、その己の内面状態に物凄く苦しんで、
年が明け、
そんな期間が続いた後、5月に、新入生歓迎行事の運動会というものがあって、
で、そこで俺とAさんは、執行部に入って、同じ役職になって、
なので、もちろん引き続き苦しみながらも、でも頑張って。そしたら、また、俺の内面でちょっとAさんとの距離が近づいた、ちょっと戻った感じがあって、ああ良かった、もしかしたら、これでまた前のように後ろめたさなく、心を全開にして人付き合いができるようになるかもしれない、ってほんと思って喜んでた時に、
前出のB君が、また、Aさんが「絶対に他の人に言わないでね」ってB君に話したことを、また俺に言いまして…
それは、今度はAさんが大学を辞めるかもしれないっていう、デリケート更に倍みたいな話だったんだけど、
もうどうすればいいんだよ!頭おかしくなりそうだよ!
となり。
そのB君は、他にも「他の人には言うなよ」って言われたことを俺に言ってて、その度に「お前ほんといい加減にしてくれよ」って言ってて、いやそれはもちろん、それだけ俺に気を許してくれてたっていうことなのかもしれないんだけど、
でも、もうその繰り返しのせいで、俺の心が完全に無理になっちゃって…もう単純に、俺の心が耐えられなくなっちゃって…
まあそんな訳で、今振り返ると、俺の心は既にこの辺で壊れ始めていたんだろうと推察できるのだが、でも、もう当時はそんな客観を交える余裕もなく、
まあとにかく、結果俺は、Aさんとまたうまくコミュニケーションが取れなくなり、今度は、もうほんとどうすればいいか分からなくなっちゃって、前回以上に毎日物凄いパニックに襲われてて、Aさんの目は見れないし、笑顔も自分でちゃんと笑えてる気がしないし…
俺言ったんだよな、B君に。「お前だからそういうの言うなって言ったじゃん!」って「また俺Aさんとまともに話せなくなるよ!」って。でも彼は自分が苦しかったんだもんの一点張りで…だからB君は当てにできなくて…
当時、Cさんっていう女の子が、俺なんかとお付き合いをしてくれてたんだけど、でもCさんは、同時にAさんの親友でもあったから、やっぱりその子にも相談できなくて…
いや、もちろん内心は、いつも相談したい、助けてほしいと思ってたんだけどできず、ほんとつらくて毎晩電話しようかと思うんだけどできず、つらすぎて実際電話しても、いややっぱり駄目だと理性が顔を出し、切り、苦しみ、頭がおかしくなりそうになり…
そこからは地獄。
でも、地獄にいたら、病んでいたら人を傷つけてもいいなんてことはもちろんなくて、
俺いまだに覚えてるんだけど、一回Aさんも含めて数人と話してる時に、凄いAさんを不愉快にさせる、怒らせることを言っちゃったんだよね、もう色んな情報が俺の中でうまく処理できなくなって。で、もちろんAさんは怒ってたんだけど、
でも、そんなこんなな事情があったから、俺謝れなくて…いや、今振り返れば、全部話して、その上で謝ればよかったのかもしれない、謝るべきだったのかもしれないんだけど、とにかく当時の俺は、そういう風に考えられなくて、頭が回らなくて、
「俺は何も知らない人でいないといけない」
って意識だけが頭の中を占めていて…とにかく謝れなかったのが本当につらかった…
そしてそんな色々があった結果、俺はAさんとますます距離がうまく取れなくなり…その結果俺は、他の子ともうまく距離を取れなくなり…
ほんともう、その当時仲良くしてくれていた人達とも、どういう距離感で接すればいいか分からなくなっちゃって…個々人と話してる時も、もう訳が分からないゴチャゴチャな精神状態になるようになっちゃって…結果、全ての人と、普通に話をすることができなくなっちゃって…
ただ、それでも、皆様が俺にとって大切な存在だったのはもちろん変わらなかったから、
人が置いといたお土産を勝手に食い散らかすような奴らが幅利かせてるとこだったので、何とかみんなの為にって思いながらその後行動をしていた、
つもりだったのだが、
いや、よくよく振り返ったら、そんな資格俺にはなかった。価値もなかった。誰もそんなことわたくしに求めてなかった。勘違いはなはだしかった。よくよく考えたら、そんなこんなでずっと俺おかしくなってたのに誰もなんのリアクションもなかったし、その後もプッツリだし、いやほんと恥ずかしい。申し訳ない。自意識過剰で恥ずかしいくらいのただの余計なお世話だった。もちろん人々に罪はない。罪人は私。もうただただおこがましい。恥ずかしい。ああ恥ずかしい。
まあとにかく、そんなこんながあって、以来わたくし人とうまく付き合えなくなってしまったんだよなあ。それまで無意識でやってたことが、突然、どうすればいいんだっけってなっちゃうことがあって。突然ふと訳が分からなくなることがあって、今でも急に混乱に襲われる時があって。呼吸を意識しちゃった時みたいな。
結果俺を変な人だと思ってる人は山ほどいると思う。そりゃそうだ。それはまあいいんだけど、それより何より、とにかく、たとえ病んでいても人を傷つけていいなんて道理は本当になくて、
俺は、誰も幸せにできない
どころか
もしかしたら俺は、そういうことがあった後はもちろんのこと、それ以前から、ずっと、人を不幸にしてきたんじゃないかという恐怖。
そんな、30年以上の、呪い、不安、恐怖。結局普通の感覚は取り戻せなかったなあ。
リーダーと年上の板挟み分かってくれと言われれば消え、俺と仲良くしてるって思われたら損するかなと思えば去り、何言っても結局響かなかった人間には謝り、それに付随して起きたことにも俺が謝り、なんて他にも色々やってきたのですが、全て、聞こえはいいがただの逃げです。
ほんと、謝りたい人ばっかだ。
という、The・わたくしごと。The・いい訳。そして私は薬を飲む。そんな闇。もうなんか疲れた。これにておしまい。