新しいカメラを持って、ベルガモ(Bergamo)へ | ナンでもカンでも好奇心!(tomamのブログ)

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硬軟取り混ぜた種々雑多なネタについて書いてみようかと思います。
全くまとまりがないと思うけど、それが自分らしさということで。。。

昨日は職場がお休みで、プチ旅行に行って来ました。


行ったのはベルガモ(Bergamo)。中世の趣きの残る美しい町です。

今住んでいるミラノから電車で約1時間です。


この頃天気が悪い日が多いのですが(今日も雨でした)、この日の天気予報は晴れ。

プチ旅行&「写真」日和か、と。


実は日本帰国時に、思い立って、今はやりのマイクロ一眼カメラを買っていたのでした。

色々比べた結果、買ったのはオリンパスのPEN Lite EP-3。

OLYMPUS マイクロ一眼 PEN Lite E-PL3 ダブルズームキット ブラック E-.../オリンパス
¥価格不明
Amazon.co.jp
私が買ったのは、シルバーですが。シルバーの質感、結構気に入っています。
今どきの日本製のデジカメはどれも性能がよくて何を買っても失敗はないでしょうが、小型で軽量、手ぶれ補正内蔵、液晶のチルト機構、そして何よりダブルズームレンズのセットの価格が手頃だったことが決め手でこれを選びました。

一眼レフだから本当はレンズ交換こそが醍醐味なのでしょうが、やっぱりレンズ単体で買うとなると、なかなか高いです。使い始める最初からズームレンズは必須と思いますので、このダブルズームセットはありがたい、驚きの安さです。(私はAmazonで買ったのですが、今日確認したら、私の買った値段よりさらに5,000円近く安くなっています。)

私は10年以上前にフィルムの一眼レフカメラを持っていたのですが、とにかく重くて持ち歩くのが大変な上、いかにも「私、こんなカメラ持ってます!」という風なのがちょっとイヤでした。(※余談ですが、昔は日本人と言えばカメラを首からかけていると笑い者にされたものですが、現在のミラノでは、外国人が(中国人・韓国人含む、また結構女性も)、大きな一眼レフカメラを首にかけて歩いているのをよく見かけます。そしてそういうカメラのほぼ全てが日本メーカー製。)

このカメラは本当に軽くて、持っていても気になりません。
オリンパスは会社としては最近色々ありましたが、製品は今でも評価が高いようです。私も気に入っています。


折角買ってきたカメラですが、今までは、サンシーロ競技場にインテルの試合を見に行ったときに長友選手を思いっきりズームで撮影したくらいでした。

サンシーロ競技場はこんな感じ。

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そして、長友選手。
・・・こういう写真が撮れたわけではなく、ズームレンズで撮った写真から切り出したものですが。
それでも、なかなかのものです。

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ちなみにこの日は、インテルも長友選手もいいところなく、下位チームに負けました。NAGATOMO 55の名前入り公式ユニフォームを着て応援していたのですが(涙)。
その後チームの調子が上がっているようなので、また観に行かなければ。


さてさて、ベルガモの話に戻ります。

この町は大きくふたつに別れていて、小高い丘の上にある、城壁に囲まれたアルタという古い町が観光スポット。

鉄道の駅からバスに乗って15分ほどで丘の上のアルタの町に着きます。細い石畳にさまざまな店屋が並んで賑わいを見せるゴンビト通りを抜けると、ヴェッキオ広場。ここに、サンタ・マリア・マッジョーレ教会とコッレオーニ礼拝堂という美しい建物があります。


アルタの町から、さらにケーブルカーに乗ってサン・ヴィジリオの丘という場所に登ると、見晴らしがよく、緑の多い風景を楽しむことができます。ただ、毎日お昼の時間(12:30~15:00だったか)は、ケーブルカーが運行しないようなので注意。私は替わりのバスで登りました。このバス、道を間違えたようで、ずい分進んでから途中でUターンして引き返すというおまけつきでした。路線バスですよ。さすがイタリア(!?)

こんな綺麗な町を新しいカメラを持って散策していると、写真家気取りで色々撮りたくなってしまいました。

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ところで、最近の(?もっと前から?)流行のようですが、このカメラには「ジオラマ」風に撮れる機能がついているので、興味を持って撮影してみました。これが面白い。

まず、こちらがサン・ヴィジリオの丘から普通に撮影したアルタの町。

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これをジオラマ風で撮ったのがこちら。

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ミニチュアのおもちゃのようになりました。

ジオラマ風写真、今回いろいろ撮った中で傑作は次の3点です。最初のふたつは、アルタの町を囲う城壁を撮影したもの。期待以上の面白い写真に、帰宅してからにんまりしてしまいました。

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こちらは、特に城壁の下にあった赤壁・緑の屋根の小屋と黄色い車とがうまくぼけて、ほんとにおもちゃのようないいアクセントになってくれています。

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こちらは、サン・ヴィジリオの丘から、さらに向こうの小高い丘を撮ってみたもの。
おもちゃにしか見えませんが、これ、人が住んでいる家です。

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なぜこのようにミニチュアのように見えるのでしょうか?知りたくなりますね。

要因は大きく2つあるようです。

・被写界深度が浅い=ピントが合っている範囲が狭い
  ピントが合う範囲が狭くなる(できる)のは、近くのものを撮影したとき。遠くの風景としてはあり得ない。

・色彩の彩度が高く、コントラストが大きい
  遠くの風景は一般にかすんで色が白っぽく見える。
  現実に、いつになく空気が冴え渡って山の緑色が濃く見えるとき、近く感じられることがありますね。

これらの効果を与えることで、遠くの風景と感じられず、ミニチュアのように見えてしまうようです。

遠くの風景を、実際に被写界深度を浅くして撮影することはできないので、デジタル処理しているのだろうと考えます。ピントが合っている箇所以外の部分のピントのずれを拡大させているのでしょう。もちろん色合いもデジタル処理です。

しかし、瞬時にこれほどうまく処理できるとは、すごい技術開発なんでしょうね。


・・・以上、ベルガモの話なのか、カメラの話なのか、ピントのぼけた記事でした♪


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