静電気のバチっ!を防ぐ方法 | ナンでもカンでも好奇心!(tomamのブログ)

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硬軟取り混ぜた種々雑多なネタについて書いてみようかと思います。
全くまとまりがないと思うけど、それが自分らしさということで。。。

ついこの間も関東地方で雪が降ったようで、日本はまだ冬でしょうか。

冬になると、嫌なのが静電気によるバチっ!です。
先日のNHKの番組『朝イチ』で、静電気対策を取り上げていました。

まず、基礎知識として、なぜ静電気でバチっとくるのかを解説しておきます。

静電気が発生する要因はいくつかありますが、日常生活で最も多く経験するのは、「くっついていた異種の材料が離された時」で、それぞれの材質が持っている正負の帯電しやすさの違いによって、片方が正、片方が負に帯電するというものです。

したがって、車のシートから降りたときなどは、身体が静電気を帯びている状態になりやすいです。そのような状態で、今度は電気を流しやすい金属に近づくと、一気に火花を飛ばして放電が起きます。雷と避雷針のようなものですね。

これをふまえて、朝イチの情報。
http://topicsnow.blog72.fc2.com/blog-entry-4339.html

(引用開始)
●洋服の“組み合わせ”で静電気を防ぐ方法

衣類の繊維は、その素材によって、プラスの電気を帯びやすいものと、
マイナスの電気を帯びやすいものとがあります。性質が離れれば離れるほど、
静電気が起きやすくなります。(例:アクリルとウール)

オススメなのは、同じ性質のもの同士の組み合わせです。(例:ウールとウール)
組み合わせの方法で静電気を起きにくくすることができます。

◎素材別静電気
(-)アクリル・ポリエステル・麻・綿・絹・レーヨン・ナイロン・ウール(+)
※右へ行くほどプラスの静電気、左に行くほどマイナスの静電気が発生する
(引用終わり)

素材によって、正に帯電しやすかったり、負に帯電しやすかったりする性質があるということは知っていました。でもよく考えると、何が原因で正だったり負だったりするのかは知らないな、と気づきました。

この並び、理解に苦しみます。特にアクリルって、ウールに似た性質じゃなかったっけ?不思議です。

これは調べなければなりません。(ブログを書くようになってから、それまで以上に何でも色々調べるようになりました:笑)

その結果……、どうも「よくわからない」ようであることがわかりました。
http://hr-inoue.net/zscience/topics/staticelec/staticelec.html

(引用開始)
プラスに偏るかマイナスに偏るかは何で決まるのでしょうか。実際のところ、きれいに説明する理屈は見つかっていないらしいのですが、とりあえず、経験的に知られている序列(帯電列)を示すと、次のようになります。この序列の中で、遠く離れている組み合わせほど、接触させた時に多く帯電する傾向がありますから、例えばウール(羊毛)とアクリルを重ね着すると、相当な静電気が発生することがわかります。(ただし、序列については文献によって微妙に違いますし、物質が繊維状か板状かなどによっても変わるようですから、あくまでも目安です)

<プラスに帯電しやすいもの>
アスベスト
毛皮・人毛
ガラス
雲母
羊毛
ナイロン
レーヨン


木綿

木材
人の皮膚
亜鉛
アセテート
アルミ

エボナイト


ニッケル

ゴム
ポリスチレン
白金
ポリプロピレン
ポリエステル
アクリル
ポリウレタン
ポリエチレン
セルロイド
塩化ビニル
テフロン
<マイナスに帯電しやすいもの>

この順序を理論的に説明できればよいのですが、それはなかなか難しく、今のところ実験的に確かめるしかないようです。ただ、金属について見れば、単純に電子のエネルギーという考え方で説明が付くようで、電子の飛び出しやすさの順序とほぼ一致しています(鉛の位置がややプラス側に寄っていますが)。一方、金属以外の絶縁性の物質の場合は、帯電列を決める決定的な性質は見当たりません。
(引用終わり)


性質が違う種類のものほど、離された時に大きく帯電します。

自動車のシートは、多くがポリエステル繊維ですので(←自動車用の繊維材料)、冬に羊毛(ウール)のセーターを着ていた場合には、自動車を降りたときに身体は大きく帯電していることになります。

この理屈からすると、同じポリエステル製であるフリースを着ている場合には、自動車のシートと離れた場合でも静電気はあまり帯びないということになります。

しかし、フリース自体が非常に静電気を帯びやすい性質の素材ですので、実感としては当てはまらないような気がしますね。それでもウールよりはマシなのでしょうか。


さて、車から降りて身体が静電気を帯びてしまっているときに痛みを感じずにドアを閉める方法ですが、私がやっているのはドアを触る前に、ドアノブをコツコツと爪で触るというものです。このとき、バチっとはくるのですが、爪には痛点がないので痛くありません。


しかし、もっと科学的な方法が『すイエんサー』で紹介されていました。
それは、「バレリーナの挨拶をする」というものです。

絶縁物であるゴム底の靴などを履いている場合、身体に帯びた静電気はなかなか静電気が逃げていきません。そこで、静電気を逃がすためにアースをしてやればいいのです。

『すイエんサー』で紹介されたのは、バレリーナの挨拶のように(片足の後ろに片足をチョンとつけて)、ゴム底でない靴の横側部分を地面につけることによって、身体にたまっている静電気を逃がすというものです。これをやってからだと、ドアノブに触ってもバチっと来ないそうです。

まだしばらく静電気に悩まされる季節が続く日本の皆様、一度お試しください。