※追記しました。また、小さい写真では伝わりにくいものを大きな写真に替えました。
マスカット3日目。
今日はまずスルタン・カブース・グランド・モスクへ。
ここは10年ほど前に建設された新しいモスクですが、観光客も受け入れています。
とにかく巨大で美しい。
マスカットで最大の観光スポットといえるのではないでしょうか。実際、観光客も多かったです。
全体の外観。

ミナレット(塔)は5本でそのうち1本だけが特別に高く92mあるそうです。
スケール代わりに立ってもらった友人が豆粒のように見えています。

巨大な礼拝所の内部。ドームの内部にはきらびやかで巨大なシャンデリア。

トルコのブルーソフィアではシャンデリアのための電線が縦横に張り巡らされていたのがやや見苦しかったのですが、さすがにここは最新式で、シャンデリアは天井から吊るされています。
エアコン吹出し口に加えてビデオカメラ(説法を放送するのでしょう)まで柱に内蔵されています。

建物には繊細な彫刻やモザイクがほどこされています。

とにかく、オマーンが金持ち国であることを実感させるのに十分な巨大さと美しさでした。
続いて向かった先は、オマーンみやげを売っているとガイドブックに書いてあったお店。
Shattiという場所にあるモール内の "Omani Heritage Gallery"
ここでは友人は奥さんのためのペンダント、私はこの国特産の乳香を買いました。
昼食にはまだ時間が早かったので、ガイドブックに載っていたここからさほど遠くない「オマーン博物館」に行こうと決めました。歩いても20分くらいかと思ったのですが、なにしろ11月なのに結構日差しが強いのでタクシーに乗ろうと。(調べたら、今日でも31℃とか。)
この国のタクシーはちょっと問題です。まずメーターがありません。乗る前に行き先を告げ、たいてい高めにふっかけてくるので値段交渉をしてから乗ることになります。しかも値下げさせても結構高い。地球の歩き方ではレンタカーを勧めていますが、それは正しいかもしれません。もちろん国際免許証が必要ですが。
たいていのタクシー運転手は英語ができますが、今回の運転手は話せません。地図を見せて「オマーン博物館」に行きたいと言うと、わかった、乗れと。値段は2リアル(400円)。しかし、走り始めてからどこにあるのか全然わかっていないことが判明。電話でタクシー会社の英語ができる人につないで、この人に話してくれと。でもどうしてもわからず。
途中の丘の上の高級住宅地で洗車をしていた人に尋ねると、この人はきれいな英語ができ、親切にそれらしいものはあっちだと教えてくれました。彼は、IT関係の役所の仕事をしていて日本に3週間行ったことがある、世界で最も素晴らしい国だ、ぜひまた行きたい、と言っていました。
でもその人に教えてもらったところはMuseum of Omani Heritageで目的のものとは違い、しかも閉まっていました。てなことであきらめて、元の場所に戻りました。1時間近く乗っていましたが、値段は交渉の末6リヤル(1200円)で落ち着きました。この運転手も悪い人ではなかったのですが…。
※追記 後から調べたところ、Omani MuseumとMuseum of Omani Heritageとはどうも同じものを指しているようです。1972年設立で住所も一緒。結局、いずれにせよ本日は休館だったようです。
元の場所に戻る途中、昨日オープンしたばかりとCNNで放送されていたオペラハウスの前を通りました。
これまた最新式でかつアラブ(オマーン)の建築の粋を集めたお金のかかった施設だそうです。

さて昼食はこれまたガイドブックに載っていた「オーソレミオ」というイタリアンレストランを選びました。近所の店には客がいっぱいいたのに、この店では私たちの前に客が入っておらず、若干不安に。
スパゲッティカルボナーラとピザ(FANTASIA)を頼みました。(写真を撮る前に一切れずつ食べてしまった。)


味はよかったですが、値段も高かったかな。
この辺りはまさにリゾート地で、インターコンチネンタルホテルがすぐそばです。
美しい砂浜の海岸。海に入っている人もいました。

オマーン人の若者男女(たぶん)、ヨーロッパ人の老夫婦(たぶん)、インド人の親戚一同(たぶん)、バングラデシュ人の出稼ぎ労働の男たち(たぶん)など、さまざまな人種・民族の人たちが思い思いのスタイルで砂浜を楽しんでいました。自由でいいですね。
インド人の母子連れ(?)。遠くにはタンカー。そう、ここはペルシャ湾のインド洋への出口、タンカーが行き交います。

少し歩くと自然保護領域がありました。雨はめったに降らないのに湧き水があるようで、木々が茂っています。サギのような鳥がいました。ここは立ち入り禁止。

さて、砂浜で見かけた不思議な模様について。
海も豊かなようで、貝殻がいっぱい落ちています。カニも見かけました。

これは何でしょう?
小さな穴があって、その周りだけやや大きな砂粒が広がっています。
このような模様がたくさんありました。

そしてもうひとつ、これ。
爪跡のような形が並び、その横にやや大きな丸い砂粒が添うように転がっています。

この砂浜の模様に心当たりのある方は、お知らせください。
※以下、追記です。
夕食は、ホテルの近くで見つけたレバノン料理店へ。
中東料理で最も美味しいとされているのがレバノン料理です。
ミンチのシシケバブと、ハムール(白身魚)
それと茄子の入ったペースト(何ていう名前か忘れました。)パンにつけて食べます。

美味しかった~。ただし、アルコールはなし。
値段もリーズナブルでした。
お店はこちら。開店したばかりのようで、綺麗でした。
我々が帰る頃に、なぜか怪しい(笑)ミッキーとミニーが出てきて、客寄せしていました。

この後、バーに行ってビールを飲んでまた歓談。
こうして、マスカット最後の夜も終わりました。