そのために、何か軽く楽しめる本がないかと出発前に日本で本屋を物色しました。
そこで見つけたのが百田尚樹著『輝く夜』
輝く夜 (講談社文庫)/百田 尚樹

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百田尚樹氏は、もちろん(!?)関西人なら誰でも知っているお化け人気番組『探偵!ナイトスクープ』の構成作家ですね。私はDVDを揃えています。
で、その百田氏の長編小説『永遠のゼロ』を以前に読みました。
これは感動のお話。
戦死した祖父の戦争中の姿を孫たちがたどるというストーリーで、重厚ですが、読みながら何度も涙してしまいました。
最近読んだ本の中ではベストのひとつと言い切れる傑作です。
永遠の0 (講談社文庫)/百田 尚樹

¥920
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感動の本を読みたい人には、激しくお薦めです。
そんな百田氏の著作なので面白いに違いないし、短編集なら気軽に読むにはよさそうと、あまり深く考えもせずに本屋で見つけた『輝く夜』を買いました。
読んでみるとクリスマス・イブのお話ばかり。それでこのタイトル。今さら納得(笑)
タイミング的にはちょっと早すぎましたー。
「魔法の万年筆」「猫」「ケーキ」「タクシー」「サンタクロース」の5編。
いずれも女性が主人公の恋のお話で、どれも「あり得ない」話ばかりですが、ひとひねりあって楽しめました。(こんなオヤジが今さら、と言われそうですが:笑)
『永遠の0』ほどの感動はありませんし、またオチ(?)が予想されるものもありましたが、それでもどれも、ほんわかとすがすがしい読後感の5編でした。
中で私は「猫」が好きでしたね。この恋の相手の社長、カッコいい。
こちらは特に女性にお薦めです。クリスマス前に、ぜひ。