鉢呂氏の経済産業大臣任命は何だったのでしょうか?
全く能力のない人にも、派閥の力関係でこのような最重要ポストを与えるということなのでしょうね。
民主党も以前の自民党と全く同じです。
しかし、結果的に枝野氏が経済産業大臣に就任することになり、新党さきがけ時代から枝野氏に注目してきた私は、個人的におおいに期待しています。
早速、さまざまなニュースが流れています。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110914ddm002010073000c.html
(引用開始)
枝野経産相:鉢呂氏辞任巡り、福島知事を訪れ謝罪
枝野幸男経済産業相は13日夜、福島県庁で佐藤雄平知事と会談し、引責辞任した前任の鉢呂吉雄氏の東京電力福島第1原発事故を巡る不適切な言動について謝罪した。また、原発事故の収束のほか、除染や賠償など福島県の復興に向けて全力を挙げる考えを伝えた。
枝野氏は会談の冒頭、佐藤知事に「原発事故で大きな被害と心痛を受けている福島県民のみなさまに、重ねてご迷惑をおかけし、大変申し訳ありません」と述べ、立ち上がって頭を下げた。佐藤知事は「これまで要望したことをあとは実行するだけ」と述べ国の迅速な対応を求めた。
枝野氏は会談後、記者団に「私が知事におわびをしたからといって、(県民の)心痛は解消するものではないと思っているが、おわびから始めるしかないと思った」と説明した。
(引用終わり)
この前任者の尻拭いは、最低限必要なことですが、安定感はありますね。
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110913dde007040028000c.html
(引用開始)
東日本大震災:福島第1原発事故 東電賠償支援「銀行・株主も負担を」--枝野経産相
◇「市場のルール」
枝野幸男経済産業相は13日の閣議後会見で、東京電力福島第1原発事故の賠償を巡り、政府が東電を資金支援する際に「本来の市場ルールを超えて、ステークホルダー(利害関係者)が利益を受けることになってはいけない」と述べ、東電の取引銀行や株主も一定の負担をするのが原則との考えを示した。
枝野経産相は「国民の税金を使って支援する目的は、原発事故収束と賠償、電力供給の確保で、債権者や株主の保護は入っていない。支援がなかった場合に(破綻などで)生じたであろう負担は当然していただくのが市場のルールだ」と強調した。
具体的な負担方法は明言しなかった。
(引用終わり)
これは、弁護士らしい踏み込んだ内容ですね。
私は法律および金融についてはよくわかりませんが、感覚的には当然正しいことのように思います。
このような状況で、東電の賠償資金を捻出するために送電設備を国が買い取り、東電は発電だけを行う会社にするということはできないものでしょうか?
さらにこれに伴って、全国の送電設備を(一旦?)国営にして地域独占電力会社を全て発電専業会社とし、先に成立した再生可能エネルギー全量買い取り法と合わせて、再生可能エネルギーによる発電事業への新規事業者の参入を推進する施策を行わないでしょうか。
枝野氏が経済産業大臣だったら実行できるのではないかと期待しています。
他にはこんなニュースも。
http://news.nicovideo.jp/watch/nw113629
(引用開始)
東京電力が、福島第1原発の事故時の手順書をほぼ黒塗りで提出した問題をめぐり、枝野幸男経産相は2011年9月13日午前の記者会見で、「私は納得できるような説明は受けておりません」と述べ、「国会関係者はもとより、国民の皆さんが納得できるような説明をする責任が東京電力にはある」と、東電に対して説明を求める姿勢を示した。
東電が黒く塗りつぶした資料は、福島第1原発1号機で深刻な事故が起きた場合の「1号機運転操作手順書(シビアアクシデント)」。東電は12日、衆院科学技術・イノベーション推進特別委員会の求めに応じ、同手順書の一部を提示したが、目次の序文など50行のうち48行が黒く塗りつぶされていた。東電は、2日にも通常事故時の手順書を提出しているが、「知的財産が含まれる」などとして大半が黒塗りだったという。
枝野経産相は、この問題に対して記者から質問を受けると、「一定の公開について制約があることは十分承知している」と前置きした上で、「私は納得できるような説明は受けておりません」と発言。「黒塗りをして公表できないというのであれば、そのことについて国会関係者はもとより、国民の皆さんが納得できるような説明をする責任が東京電力にはある」と述べ、東電に説明責任があることを強調した。
(引用終わり)
東電と戦う姿勢、いいですね。
このまま、経済産業省の官僚に絡め取られることなく、実力を発揮して欲しいものです。
枝野氏に期待します!