福島第一原発で放射性物質が拡散し、今でも放射線量が高いとされる福島市の放射線量を、一般の方が測定している情報がありました。
http://4travel.jp/traveler/misimadaisuki/album/10567350/
町のあちこちで測定されていますが、高いところでは 12μSv/h との値が出ています。
福島駅 3.5 μSv/h
福島第4小学校 3 μSv/h
県立橘高校 遊歩道 4.5 μSv/h、植込みの中 7.5 μSv/h、ベンチの上 5 μSv/h
福島大学付属小学校 地面 8μSv/h
福島市民会館 5.8 μSv/h
新浜公園 植込み前 8.2 μSv/h、 芝生の上 12 μSv/h
児童公園 遊具上 4 μSv/h 滑り台下 6 μSv/h
新浜公園案内図前 植込み前 6 μSv/h 植込み内 9.8 μSv/h
写真を見ているとなんでもない日常の光景なのに、放射線量がこんなに高いことに改めて驚きます。
測定は、地面などに直接置いていることが多いです。
以前に、以下のようなことを書きました。
公表されている放射線の測定値は、地上からずいぶん高いところで測定している。
そして、放射線量は、地上から高くなるほど低くなる。
このとき紹介した情報では、地上1.5mで測定したときに 1.2μSv/h だった放射線量が、地表すれすれで測定すると、21μSv/h にまであがっています。
これは放射線量が距離の二乗に反比例するからではなく、ベータ線は空気中で短い距離で散乱してしまうこと、ガンマ線も空気分子との相互作用で減衰することが原因だ。
http://ameblo.jp/tomamx/entry-10871925107.html
これを考えると、今回ももし地上1.5mくらいで測定されていれば、そこではもっと低い値(1/10~1/20か?)になったと考えられます。
半減期が8日のヨウ素131の方の放射線量はかなり低くなっているはずで、放射線の元は主にセシウムでしょうか?
そうだとすると、子どもの甲状腺ガンの恐れが低くなってきます。
このような情報があればいいのですが。
しかし、今のところ福島市では、子どもを遊具で遊ばせたり、ベンチに座ったり、芝生で寝転んだりすることは、やめておいた方がいいだろうと考えます。
こんな状況を作り出してしまった原発の事故、本当に悲しく、また憤りを感じます。