オバマ米大統領が、国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン容疑者を米軍などがパキスタン国内で殺害し、遺体を確保したと発表しました。
http://www.asahi.com/international/update/0502/TKY201105020162.html
私は、この殺害に関して、いくつもの疑問を持ちました。
・オサマ・ビンラディンは本当に殺害されたのか?
小規模の実行部隊がヘリコプターを使って潜伏先を襲撃。ビンラディン容疑者は銃撃戦の末に死亡し、遺体は米側が確保した。AP通信などによると、同容疑者の遺体はすでに水葬された。
・・・とのことですが、これだと何の証拠もないです。
DNA鑑定するといっても当局発表だけで、その当局がウソを言っているとしたら何の証拠にもならない。
そもそもテロ集団のトップだったら身柄を拘束して、色んなことを聞き出さなくてはならないはず。
それをこんなに簡単に殺害してしまったとは。
(しかもパキスタンの国内で、米軍が殺人をしていいのか?)
で、本当に殺害されたのか疑問に思って、調べました。
すると、すぐにこんな記事が見つかりました。
「ビンラディン容疑者は本当に死亡したのか!?公開されている遺体の写真はコラージュである事が判明」
http://www.pickandbuzz.com/?p=6444
一部報道で公表されてるビンラディン容疑者の遺体と思われる写真は、実は画像処理ソフトを駆使して創作された、コラージュ画像である可能性が非常に高い事が判明し、話題となっています。
最もわかりやすい説明が、↓です。
http://miracle.toypark.in/Untitled-2.php
・そもそも、オサマ・ビンラディンは9・11同時多発テロを主導したのか?
上記の朝日の記事でも、オサマ・ビンラディンは「2001年の米同時多発テロを首謀したとされる国際テロ組織アルカイダの指導者」と紹介されています。
私はブログで何度も、9.11米同時多発テロに関してはきわめて不思議な事実があまりにも多く、どうも米国政府が何らかの関与をしている疑いが強いと、ブログでも紹介してきました。
私自身も当初、『週刊金曜日』でそんな説が紹介されてぼんやり読んでいた頃は、「そんな馬鹿な話」と思っていましたが、最も広く丁寧に説明されている「ルースチェンジ2」という動画を見ると、そういう疑いを持たざるを得なくなりました。
http://ameblo.jp/tomamx/theme5-10030768726.html#main
ここでも触れられているように、ビンラディンやアルカイダが911に関与した証拠ははっきりしません。
それにも関わらず、米国および日本を含むその同盟国は、これを口実として、まずアフガニスタンそしてイラクを攻撃し、多数の人たちを殺戮しました。
ビンラディンが911に関与したかどうか明確でないことのひとつの大きな証拠として、FBIのサイトでビンラディンの容疑として書かれているのは、タンザニアとケニアでの米国大使館での爆弾事件だけで、911への関与は書かれていないことが挙げられます。
http://www.fbi.gov/wanted/topten/usama-bin-laden
Usama Bin Laden is wanted in connection with the August 7, 1998, bombings of the United States Embassies in Dar es Salaam, Tanzania, and Nairobi, Kenya. These attacks killed over 200 people. In addition, Bin Laden is a suspect in other terrorist attacks throughout the world.
それが、死亡記事では、911への関与も言及されています。
http://www.fbi.gov/news/stories/2011/may/binladen_050211/binladen_050211
ただ、よく読むと「諜報機関は、9/11の攻撃がビンラディンのテロ組織によって実行されたとすぐに分かった」と書いてあり、それは拙速でありFBIは必ずしもそう判断していないことを暗示しているように読めます。
Intelligence agencies quickly learned that the 9/11 attacks were carried out by bin Laden’s terrorist organization,
オサマ・ビンラディンは元々サウジアラビアの大企業一族の息子であり、当初ソ連のアフガニスタン侵攻に抵抗していた頃は反共・反ソで米国CIAの支援を受けていたし、また父や兄がブッシュ大統領親子ときわめて近い関係であることはWikipedia にも載っている事実です。
父のムハンマド・ビン・ラーディンは元アメリカ大統領ジョージ・H・W・ブッシュとともにカーライル投資グループの大口投資家であり役員だった。また、ウサーマの兄のサーレムは前アメリカ大統領ジョージ・W・ブッシュがかつて経営していた石油会社の共同経営者である。
その後反米に転じたことになっていますが、それもポーズに過ぎず、ルースチェンジによると、9.11直前の2001年7月オサマ・ビンラディンはドバイのアメリカン病院に入院中で、米国CIA職員の見舞いを受けたとの情報もあります。
・なぜ、オバマ大統領はこの時期にオサマ・ビンラディンの殺害を発表したか?
これに関して、エジプト人タレント フィフィさんのブログに鋭い洞察が書かれていました。
来年の選挙に向けて躍起になってる最近のオバマさんの動きからすれば納得だよね。アラブで親米政権が続々倒されたり、デモが起きたり、でもアメリカは打つ手が無くて、その力の衰えを世界に晒しちゃったんだよね。当然オバマ政権の支持率に反映しちゃうだろうし、保守派からはオバマの出生地を疑問視する声も上がっちゃって、オバマが慌てて出生証明書を公表する事態に。。。まぁ、私はアラブに対して強気じゃない大統領でも無いんですよ~のアピールがしたい気持ち、理解できます。
てかアフガニスタンやイラクに無駄に米軍を駐留させてるわけだけど、とってもお金もかかるのよね、かといってこのタイミングで撤退すると、アラブに締め出されちゃった感じでしょ、かっこ悪いもんね。とりあえずビンラディン殺害しといたので、一区切りつきましたよって事でかっこがつくのかな。
今までだって支持率上げたくて強いアメリカをアピールするために度々アラブに戦争しかけたり、攻撃したりのブッシュ政権もあったじゃない?今回は選挙のためのアピールだとしても、ビンラディン殺害説に留めてくれただけマシだわ。もともとビンラディン崇めてるアラブの民衆なんてアラブの報道じゃ見なかったしさ、アラブ側からしたらアメリカにとっては都合のよいテロリストが突然現れたねって感じで。あの人の声明をメディアで流してはアメリカのアフガニスタンやイラクへの攻撃を正当化してきたもんね。アルカイダが居なくなって一番困るのはアメリカなんじゃないの?とさえ思えてくる 。
うーむ。興味深い。
フィフィさんの話が正しければ、オサマ・ビンラディンの死は、アラブの国々にとって何の影響もないことになります。それならいいのですが・・・。
ところでこんな話、やはり日本のマスコミでは取り上げられないですね。
対米追従が日本の国是だから?
原発の問題と同様、政府の発表を鵜呑みにするのがマスコミの役割?
9.11の真相と合わせて、オサマ・ビンラディンの真実を知りたいと願います。