取水口付近で、ヨウ素131が国の基準の750万倍、セシウム137が110万倍とのきわめて高濃度であることがわかる一方、コンクリートや吸水性樹脂などさまざまな対策の効果が見られませんでした。
配管の亀裂から石を詰めた層に漏れ出していると見て、「水ガラス」をそこに流し込んだところ、流出に減少が見られたとのことです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110405/t10015119361000.html
この方法が効果あることを心から祈っています。
さて、効果がなかったという吸水性ポリマーですが、私もこれを使ったらどうだろうと(使い方は違いましたが)、3月30日のブログで書いていました。
http://ameblo.jp/tomamx/entry-10845477118.html#main
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あるいは、高吸水性樹脂を使うアイデアはどうででょうか。
紙おむつなどに使われる一般の高吸水性樹脂は、自分の重さの数百倍から数千倍の水を保持できますが、ナトリウムイオンなどがあると、うまく性能が発揮できないそうです。この水がもしかして海水だとダメです。
それでも、海水を吸収できる種類もありました。
http://www4.ocn.ne.jp/~edeahome/donou3.pdf
→ふたつ載っているうちの海水用はふたつめです。
25倍吸収できます。
こういうものを使えば、海への流入は防げそうです。
このたまり水の合計、13,300m3。およそ600tonの吸水式土のうが必要です。
1.3m高さに積んだとして、1,000m2、20m×50mというところ。
もちろん大量といえば大量ですが、非現実的な話でもなさそうに思います。
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効果がなかったのは残念ですが、なぜなんだろう、使い方に問題があったのではないか、と思って調べてみたら、驚き、そしてあきれた情報が見つかりました。
東電は、どうも海水では膨らまないタイプの吸水性ポリマー、アイピーダイワ製「ウオーターゲルbag」を使ったらしいです。
さらに問題なのは、「効果がなかった」と報告して、「ウオーターゲルbag」が海水に使えないものだと指摘されて気づき、あわててごまかして、別のポリマー、中村建設製「水ピタ」を使ったことに情報を修正したようです。
← こういう間違いは、常識的に考えてあり得ないと思います。
しかもその詳細な数字(100グラム、70倍に膨らむ)を出した結果、それもまた「水ピタ」の中でも真水用のグレードの値だよと、指摘されているというお粗末さです。
情報ソースは2ちゃんねるですが、証拠を挙げて議論されています。
http://hot2chnews.seesaa.net/article/194253523.html
この会社、どこまで使えないのでしょうか。
悲しくなるくらいに最低です。
・・・って言って放っておけない状況なのですが。
以下、参考:
時事ドットコムの記事:
http://www.jiji.com/jc/c?g=tha_30&k=2011040300210
↓情報修正前の内容が、キャッシュに残っていた。