福島第一原発 放射線汚染水の対策 | ナンでもカンでも好奇心!(tomamのブログ)

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硬軟取り混ぜた種々雑多なネタについて書いてみようかと思います。
全くまとまりがないと思うけど、それが自分らしさということで。。。

福島第一原発の事故により海の放射線濃度が非常に高くなっている問題で、2号機のトレンチの汚染水が亀裂から海に流出していたことがわかり、対策作業が始まりました。
コンクリートを流し込んだが流出は止まらず、次の手を打つようです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110402/t10015069361000.html

東京電力福島第一原子力発電所の2号機で、高濃度の放射性物質を含む水が、海沿いにある「ピット」と呼ばれる施設のひび割れた部分から海に流れ出ている問 題で、東京電力は、この施設にコンクリートを流し込み、海への流出を防ぐ作業を進めていますが、水の量が多く、海への流出を止められない状態が続いていま す。

このため東京電力は、ピットより上流側に、水を吸収して膨張する「高分子ポリマー」という特殊な化学物質を流し込み、水の流れをせき止める対策を、3日朝から取り組むことにしています。

「高分子ポリマー」とはちょっと失笑ですが・・・。ポリマーとは日本語で高分子です。
で、高分子ならレジ袋やポリバケツなど、何も特殊な化学物質ではありません。(NHKがんばれー!)

おそらく、これから試してみるのは高吸水性樹脂のことだと思います。おむつなどに使われているポリマー。
私が、3/30に、使えるのではないかと提案していたものですね。(使い道はちょっと違うけど。)
http://ameblo.jp/tomamx/entry-10845477118.html#main


この対策の効果があればいいですね。


ただ、原子炉は、これからもまだ長期間(数か月~年オーダーか?)冷却を続ける必要があり、使用した汚染水の貯蔵先が足りません。それで、静岡から人工の浮島を運んでここに溜めることになったと。


http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011040201000250.html

 東日本大震災で被災した福島第1原発では、原子炉建屋への放水など により、敷地内のさまざまな場所で放射性物質を含む「たまり水」が大量に発生した。これら汚染水の除去には、回収した水をためる大容量の“水がめ”確保が 課題だ。東京電力は中古タンカー活用などの方策を探ってきたが、ここにきて人工の浮島「メガフロート」が急浮上。東電の要請を受けた静岡市が、海釣り公園 に利用してきたメガフロートの譲渡を決め、急きょ2日から公園を休止して引き渡しに向けた作業を進めた。

緊急避難として、なかなかいい案かもしれません。


ただ、本当は、早く冷却水を循環使用して、汚染水を増やさないようにする体制を整えることが望まれます。

しかし、現在、冷却水の動きはわからないことだらけなので、これらをはっきりさせる必要があります。

・蒸発した水がどこに行っているのか (→蒸発して消えてしまうという、東電課長のあきれた回答
・2号機・3号機が今でも負圧を示している がそんなはずがない。本当の圧力は?

東電も安全保安院も、さすがに、これらがおかしいことは分かっている(人はいる)はずです。
それを解明して、説明する必要性を感じていないのでしょうか。

マスコミもいい加減、突っ込んで質問してほしいものです。

これらがちゃんと理解できないと、冷却水の循環使用、汚染水の増加阻止を検討することもできません。

最も大事なことは、蒸発した水蒸気をどこで冷却して液体の水に戻すのかです。

通常運転時なら復水器で行いますが、これを何とか再び生かすことができるのか、循環ポンプはどうか、配管は破損していないのか・・・。今公開されてる情報では、何もわかりません。

東電が、早くきちんと対応してくれればいいのですが・・・。