福島第一原発の事故、私は、想定外の大津波が最初の原因ではあるが、その後の対応がひどいからもう人災と言うしかないのではないか、と考えていました。
しかし、その津波さえ、2009年に指摘されていたのに何も対策をしていなかったことが明らかになりました。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110327ddm001040070000c.html
東京電力福島第1原発の深刻な事故原因となった大津波を伴う巨大地震について、09年の経済産業省の審議会で、約1100年前に起きた地震の解析から再来の可能性を指摘されていたことが分かった。東電は「十分な情報がない」と対策を先送りし、今回の事故も「想定外の津波」と釈明している。専門家の指摘を軽んじたことが前例のない事故の引き金になった可能性があり、早期対応を促さなかった国の姿勢も問われそうだ。
東電はこの指摘を憶えていたはず。
それを「想定外だった」と説明し続けてきた東電の面の皮の厚さに、もうあきれてものも言えません。
今回の事故が無事に終息してくれることを願っています。
そして終息したら、東京電力(および他の電力会社?)、メーカー・官僚・御用学者の原子力村の住人たちをどう解体するのか真剣に考えないと、また同じことが起こりそうです。