22日とあわせて、NHKのサイトを中心に2日間の現場の動きをまとめておきます。
http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/
・21日午後3:55頃 3号機で灰色がかった煙が上がった。22日午前7時、白みがかった煙に。
・21日午後6:20頃 2号機でも白い煙が上がった。作業員が避難。22日午前7時にはほぼ消える。
・3号機への放水は19日から21日未明までに3回、燃料プールの3倍の3600トンあまりを放水。
22日3時10分から4時まで、4回目の連続放水。なぜ3号機にばかり連続放水するのか、理由が説明されていない(はず)。
そしてこんなに大量の放水を行っているのに、まだ煙が出る。NHKの報道で見る限り、東京電力も安全保安院も、2号機も含め、原因の推定については報告していない。
3号機で何が起きているのか?
※ らるさんの指摘で思い出しました。
3号機はプルサーマル発電を行っていて、ウラン燃料よりも危険といわれるMOX燃料を使っています。
これが影響している可能性があります。 発表・報道であまりこの点に触れないのが不審です。
・4号機へ50mを超える長いアームを使って、狙った所に大量の水を注入できる特殊車両で22日午後5時17分から午後8時32分まで注水。
新兵器の登場。
いつも思うが、こういういいアイデアがこんなに遅くなってから実現されるのは残念でならない。
最初に十分な情報調査収集・検討をしておらず、行き当たりばったりで対応しているということ?
・正門付近の放射線量は、17:40に 494μSv/h、18:30に 1932μSv/h、22:00に 380μSv/h。
2号機の煙と関係がるものか。
・海水の放射性物質濃度が、国の機銃を大きく上回っていることが判明。
ヨウ素131が国の基準の127倍、セシウム134が24.8倍、セシウム137が16.5倍。
放水した海水が、放射性物質を含む瓦礫を洗い流して海に流れているものと考えられる。
また、以前から気になっている圧力容器に注入している海水は、どこに消えているのか?
・3・4号機で配電盤まで電気が通り、中央制御室に電気を流す準備が整った。今は計測できていない原子炉温度やプールの水位などがわかる。照明が動き、冷却機能の回復に向けた作業効率が向上。
→ 22日22:43、3号機の中央制御室に通電、照明が点灯したとの速報が流れた。
これはいいニュース!
電気が来れば、大きな進展。
冷却機能が回復すれば、重大事故の恐れはほぼなくなるでしょう。
ただ、こんなときに得てして事故は起きるもの。
最後まで気を抜かずに。
早く、日本中・世界中が安心したいものです。