『まりちゃんのこいぬ』
娘が小さい頃に、本屋でたまたま見つけ、気に入って買った絵本です。
娘も好きだったけど、とにかく自分が好きでした。
- まりちゃんのこいぬ (ちいさなおはなしえほん)/せきおか まゆみ
- ¥819
- Amazon.co.jp
まりちゃんには、ちいさなお友達がいます。
子犬のシロ。シロは、まりちゃんが大好き。どこへだってついていきます。
でも、シロには秘密がありました。
シロには、ちいさなお友達がいます。
子猫のミケ。ミケは、シロが大好き。どこへだってついていきます。
でも、ミケには秘密がありました。
ミケには・・・
この繰り返し。ねずみのチュー、てんとう虫のテン、と続きます。
そして場面は変わって、まりちゃんの幼稚園の入園式。
まりちゃんの服にてんとう虫がとまって・・・。
きょう、いいことあったんだー。
幸せがチュー、ミケ、シロと順々に伝わっていって、最後はまりちゃんも幸せに。
こんなほのぼのとした単純なお話です。
そして、とてもやさしくてシンプルな、可愛い絵柄。
輪郭がくっきりとした線で描かれ、色も小さい子どもの好きなはっきりとした色使い。
とにかく、この絵が大好きです。(オヤジのくせに少女趣味?笑)
やっぱり絵が美しい本がいいですねー。
この絵本、自分の中では好きな絵本ランキングでかなり上位に入るんですが、あまり知られていないようです。
そして悲しいことに、2001年発売なのに、どうも既に絶版のようです。
もともと819円なのに、Amazonでは中古品に3,000円の値がつけられています。
(こんな値段がついているということは、ほしがっている人がいるっていうことですね。)
これと対照的なのが、『ぶたぶたくんのおかいもの』
- ぶたぶたくんのおかいもの(こどものとも絵本)/土方 久功
- ¥840
- Amazon.co.jp
もう、この絵は許せない!(笑)
「ヘタウマ」と呼ばれるような絵柄の絵本も多々ありますが、これは明らかに「ヘタ」です!(きっぱり)。
怒りを覚えるレベルくらい、強烈なヘタさです。
タイトルの字もひどい。1985年発売となってますが、オリジナルの初版は1970年のようです。
あまりのヘタさに、怖いものみたさレベルで買ってみました。
ストーリーはシュール。
ぶたぶたくん(名前からして、もう・・・)がお母さんに頼まれて買い物に。
途中、早口おねえさん、ゆっくりおばあさん、人面パンなど、訳のわからない不思議な人・モノが登場します。
読んであげると、子どもには受けます。
そして、最後に地図があって、どのルートを通ったのか復習できるようになっている。
・・・実は、うちの子どもたちもこの本、けっこう好きでした。
いや、確かに面白い。
1970年から、いまだに版を重ねられてるのには、やっぱり理由があるんですねー。
(それでも私はこの絵は許せない!^ ^)
『まりちゃんのこいぬ』の方は、あまり知られないまま再版されなかったんじゃないかと思いますが。
特に女性は、ぜったい好きになる絵本と思うんだけどなぁ。