しかし、本当のところは奈良県出身の田舎者です。
今日は、以前のブログ(1/31 新薬師寺)でお約束したように、奈良観光のお薦めスポットを紹介しましょう。
初級編、中級編、上級編、番外編くらいに分けて書こうかと思います。
今日は初級編。
奈良に初めて行くくらいの方には、まずは東大寺・興福寺・奈良公園の定番コースをお薦めします。
あまりにも定番ですが、とは言え、さすがに建物も仏像も超一級品がそろってます。
東大寺大仏殿および奈良の大仏、東大寺南大門と金剛力士像、興福寺五重の塔、阿修羅像・・・
奈良に行ってきましたというからには、はずせません。そして、その素晴らしさは期待を裏切らないはずです。
このコースについては、どんなガイドブックを見ても詳しく載ってるので、ここでは裏(?)情報だけをご紹介します。
(1) 東大寺戒壇院
いきなり、これは「裏」とは言いたくないのですが、たいていの人は大仏殿から三月堂・二月堂の方に回り(それは正しいのですが)、それらと反対側にある戒壇院まではあまり足をのばさないような気がします。いつもひっそりとしています(多分)。
しかし、塑造の四天王立像(国宝)、中でも広目天は、教科書に載ったりポスターに使われたりするほどのすばらしい仏像です。
以前にも書いたので(12/10の記事)、これ以上繰り返しませんが、ぜひ見ていただきたい。観光客が少ないので、静かに見られます。

(2) 二月堂下の道
何と説明していいのか、言葉で書きにくいのですが、大仏殿と二月堂の間の道です。
大仏殿から二月堂・三月堂方面に行く場合、大仏殿正面(南側)の道で向かい、その道を戻る人が多いかと思います。
しかし、大仏殿の北側から二月堂に抜ける道の、白壁・石垣・石畳の光景がすばらしいんです。
もちろん知ってる人は知っていて、写真やスケッチの格好のポイントになっています。

(http://www.panoramio.com/photo/30916498から転載させていただきました)
行きでも帰りでも、ほんのちょっと遠回りして、こちらの道を通ってください。
(3) 鹿
鹿はかわいいです。黒目が大きいので愛らしく見えますよね。羊や山羊の目はちょっと怖い。
鹿せんべいには、ぜひトライしてください。鹿もよくわかっていて、売っているおばさんの鹿せんべいは取りに行かないのに、誰かがそれを買うのを見ていて、すぐに寄ってきて頭を下げます。
鹿が集まってきて奪い合いになることもありますので、小さなお子様が怖がらないように。
おとなしい動物ですが、後ろから近づいて驚かせると、稀に後ろ足で蹴られることがあります。
鹿の問題は、そのフンです。
ちょうどチョコボールのような大きさのまん丸のフンを、一度にボロボロ落とします。
これがあちことに落ちています。踏まないことは至難の業。潔くあきらめましょう。
さらに雨の日はフンから流れ出した黄色い汁が石畳にたまっていたりして、悪臭も。
ということで、つきあい出したばかりのカップルのデートには、奈良公園はちょっとお勧めしません。
最後に、吉永小百合さんの『奈良の春日野』お楽しみください。
「フン、フン、フン、黒豆よ~」
なぜ天下の美女にこんな歌を歌わせたのか、ホントに謎です。
こんなところで。
中級編以降も、乞うご期待。(自分のブログは、こういうのが多いなぁ:笑)


