記憶から消したいんだけど、たまにふと学生時代のことを思い出してしまう。
とにかく辛くて、早く卒業して二度とお前たちとは会わないお前らとは別の世界へ行く。と思っていた学生時代。ほんとにほんとについ最近のことなんだけど物凄く遠い昔のことように感じるのが不思議で。
そんな楽しくない学生時代にも少しだけ自分を照らしてくれるものがあった。
音楽
映画
1人の女の子
彼等はとても魅力的でいつも爆音で自分の身体の中の鼓動がはやくなるのを感じた。
どんどんスピードをあげて走っていく彼等を必死になって追いかけた。
これが恋とか愛とかなのかといえば違う。
空しさや寂しさを埋める材料でもない。
烏滸がましいかもしれないけど彼等を魅力的だと思ってしまったのは自分に似てるから。
烏滸がましいですね、あなた。と言われても追いかけ続けたい彼等のことを神様と名付ける。
簡単な文字に表してごめんね。神様だなんて。
彼等にはいつも驚いた。彼等の言うこと歌うこと感じること全部が「なんで、なんでなの?なんでそんなにわたしのことがわかるの?わたしはあなたなの?」はてなマークをたくさん問いかけては自然に溢れてくる涙を不思議に思って。
自分の中の記憶は彼等の中にあって物凄く嫌なことも記憶されてるからたまに恨むけど、その恨みすら彼等は知ってるような気がした。
自分のことを一番知ってるのは自分のはずなのに
誰にもわたしのことなんてわからない、わかられたくもないと思ってたくせに、彼等だけにはわかってほしいとまでも思った。何故だかお礼もしていた。お別れを告げたくせに何回も合った。
ある時1人の女の子が自分の元から離れていった。突然のことだった。わたしの頭の中からその女の子の記憶が消えていく。
わたしはその瞬間わたしではなくなった。彼等全ての存在も邪魔になった。自分の存在すら邪魔になった。その苦しみから逃げるように周りに溶け込んだ。
溶け込むことで自分の穴をうめることがてぎた。
それでも埋まらない穴は身体の中から引っこ抜いて無理矢理排除する。
そんな時に少年に出会った。彼の名前も神様だ。
変に孤独そうでそれなのに妙な優しさをもっていた。その少年に会った瞬間、全ての記憶が自分の身体の中に真っ赤な血となって流れた。
1人の女の子が自分の元へとまた会いに来てくれた。自分を照らしてくれた存在を思い出した。鼓動がどんどんとはやくなった。あつくなった。苦しくなって吐き出してしまいそうだった。
けれど彼等が抱きしめてくれる。涙がでた。呼吸をした。彼等を自分の心臓に戻す。新しい仲間も一緒だ。自分に似ている4人を連れて全力で走っている。