過去の企画などで何度か一緒に遊んでもらっている、映画プロデューサのアーヤさん。早朝に品川富士に登ったり、浅草富士に登ったり、富士塚企画とか。アーヤさんがプロデューサを務めた『Signs from Nature』っていう気候変動をテーマにしたショートドキュメンタリーフィルムの市民上映会にも来ていただいたり。

 

で、今回はアーヤさんに企画をお任せして、アイヌの文化を学びつつ、アイヌの楽器と音楽を堪能する会。

ゲストは、アイヌ文化継承者の惠原詩乃さん。ご自身の体験も踏まえつつ、アイヌ文化についてお話していただきました。

 

僕も、小さい頃は北海道で育ったので、アイヌの文化には昔から興味がありました。10代の終わりころ、留学のための英語の勉強をしていた頃に、その息抜きに少しアイヌ語も調べたりして、詩を書いたことがあります。詩乃さんにアイヌ語の単語をいくつか教えてもらってた時に、突然その詩の一部を思い出しました。

 

レラルイ

アプトルイ

カムイシンタ

 

っていうフレーズ。

 

風が吹き

雨が降る

神の揺りかご

 

っていう意味だったと思います。短い詩の、最後の3行だけ。

 

詩乃さんが奏でる、「むっくり」の音色がとても豊かで。単純な仕組みの楽器なのに、びっくりするくらいいろんな音が出る。

そして、このカプセルという空間は、この演奏を聴くのにぴったり。

 

むっくりという楽器。竹と糸を組み合わせた、シンプルな仕組み。口琴と呼ばれる楽器の一種です。

 

詩乃さんに、弾き方を教わりました。

 

むっくりをひとつ譲っていただいたので、この後も中銀カプセル生活をしながら、よくひとりで練習しましたよ。

最初はなかなか音が出ないのですが、コツをつかむといろんな音が奏でられるようになります。

でもやっぱり、詩乃さんのように複雑な音色を自在に操るには、まだまだ練習が必要。

 

詩乃さん、アーヤさん、ありがとうございました。

と、この日は参加者の方とも素敵な出会いがあったので、それについてはまた別の記事で。