こんばんは!!!
電車にはフレッシュマンがいっぱいですな!
人が多くなって座れないけど、僕は怒ってないよ!
全然怒ってない!!!
さて、今日のグリム童話は『狼と七匹の子やぎ』!
有名なやつだね!!!
あるところに山羊のお母さんと七匹の子やぎがいました。
お母さんやぎは森へ食べ物を取りに行くところでした。
「お母さん森行くけど、狼に気をつけなよ!うちに入れたらみんな食われちまうからね!狼は雰囲気を変えてくるけど、声はしゃがれてるし、足も黒いからすぐわかると思うよ」
そうして母やぎが出ていって間もなく、扉を叩く音が。
「あけておくれ。土産があるよ」という声がしたものの、しゃがれていたのでみんなは開けませんでした。
「お母さんはそんなしゃがれた声じゃないぞ」
狼は店へ行って白墨を買って声をよくしました。
「あけておくれ。土産を持ってきたよ」
しかし、窓にかけた前足が真っ黒だったので、みんなはやっぱり開けませんでした。
またもや作戦失敗の狼はパン屋へ行って、白いパン粉を足にふりまいてくれと言います。
粉挽きは一度は抵抗したものの、狼に脅されて足を白くしてやりました。
「あけておくれ。お母さんが帰ってきたよ」
と綺麗な声で言います。
「それなら証拠をみせてくれ!」
と言ったら白い足が見えたので、今度こそ本物だと思い、とうとう扉を開けてしまいました。
しかし、喜んで扉を開けてのっそり入ってきたのは恐ろしい狼でした!
みんなは急いで机の下や寝床に隠れましたが、6匹までが見つかって丸呑みにされてしまいました。
幸い一番小さい1匹は時計台の中に隠れていたのでバレずに済みました。
そうしてお母さんやぎが帰ってくると、家の中が荒らされまくっているではありませんか。
しかも子供たちの姿が見えません。
子供たちを呼ぶも誰の声も聞こえません。
そして末の子を呼ぶと、
「お母ちゃん、ぼく、お時計んなかにはいってるぅ」と声がしました。
お母さんは彼からことの経緯を聞いて、泣く泣く出かけていきました。末の子もちょこちょこついていきます。
草原へ出てみると、木の根で狼がいびきをかいて寝ていました。
お母さんは狼の膨れたお腹を見て、子やぎに
はさみと針と麻糸を持ってくるよう言いつけました。
道具がそろったところで、お母さんやぎは狼のお腹をはさみで切り裂きます。(!)
すると、中からこやぎたちがみんな飛び出てきました。丸呑みにされていたおかげで、子供たちはかすり傷ひとつありません。
みんな無事に助かりました。
しかし、こんな悪の化身をただで返すわけにはいきません。
みんなで狼のお腹に大きな石をパンパンに詰めて、お母さんの早技でお腹をすぐに縫い合わせてしまいました!
そうしてよろよろと起きあがった狼は、のどがかわいて水を飲もうと泉へ行きましたが、
お腹の石の重みでその泉へ落っこちて沈んでいきましたとさ。
えっ!
腹切り裂いてる!!!
ちょっと怖くないですかい!?!?笑
血は???笑
というか狼起きないのかよ!!!
こんな結末だったかなぁと思い、微妙に赤ずきんも思い出しながら、懐かしく感じ読みました。
僕が小学生のころは、たびたび学校で不審者情報が朝の会で伝えられて、知らない人が家に来ても絶対に開けちゃいけないよ!と、強く言われたものでした。
たしかにこの頃、実際に家をピンポンされて母親が覗き穴を見てみると、全く知らない男性が立っていたということがありました。
夜遅い時間です。
僕は足音や気配を全て消して、外にいる得体の知れない人物に気づかれないように緊張していました。
とっても怖かったのを覚えています。
ただ、一人でいたらわけもわからず開けていたかもしれません。
誘拐事件も聞いたことがあったので、こういう童話を学校の授業の中で聞いた時は、やたらドキドキしたものでした。
それにしても狼のやつは狡猾ですな。
お土産を持ってきたり、声音を変えたり、足にパン粉をふったりと、あの手この手で扉を開けさせようとします。
しかも自分より弱い者しかいないことをわかった上でやっていますからね。
卑怯です。
「悪」は人が安心している隙間に、たくみに入り込んでくるようですな。
なんかいつか忘れましたけど、宅配業者を装った犯罪があったのを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
というかウーバーイーツとかで結構あるのか……