こんにちは!!!



朝ごはんは食べた方がいいらしいですよ!!!




『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』やっと上巻読み終わりました。

普通に内容書くので以下読む人は気をつけてください口笛




前回は「ハードボイルド・ワンダーランド」の方のお話を途中までですがざっくり書きましたので、

今回は「世界の終わり」の方を書いてきますニヤリ





ーー春、ある街に「僕」はやってきます。


街は全体が大きな壁で囲まれています。

(なんか聞いたことある設定だな)

街の中心は半円形の広場で、北の広場には大きな時計塔があります。



そしてこの街には、細長い一本の白い角を持った獣たちが住んでます。秋になると、一週間で体毛が長い金色に生え変わります。

名前は出てきません。

馬だか鹿だかわかりませんが、なんかキモい感じの生き物を頑張って想像してます。



最初に門番が出てきます。

その門番から簡単に街の説明を受けたあと、「僕」は図書館にいる女の子に会いに行けと言われます。

図書館は時計塔のそばにあります。



「僕」はここで生きていくために、「夢読み」の仕事をするのだと言われ、そのために特殊な手術を門番がしてくれます。

普通に痛そうな手術を本当に何事もなくすっと終えてから、彼は夢読みの目を手に入れます。




図書館に着いて女の子に「古い夢」を読みに来たと言ったら、「目を見せて」と言われたので見せたらOKが出たので仕事が始まります。

彼女は「僕」のサポート役です。



ちなみに報酬がいくらとかそんな話もなく、なんならお金の概念すらあるのかわかんないです。

でも生きていくために仕事をする必要があるようなので、彼は夢読みをすることになったと、そんな感じです。




さて、その「夢読み」の仕事。






何を想像します?





僕はてっきり被験体として寝ている人とかがいて、その人の夢を見て何かに利用するとか、

古文書みたいなものを読みながら、その特殊な目で過去を読み取っていくみたいな感じだと思ったんですけど、違いました。




彼女から渡されたのは、頭骨です。

あの獣の頭骨。💀

そこから頭骨の中の夢というか記憶というかを読み取るわけです。



やり方を一応説明すると、

まず頭骨をじっと見ます。

すると頭骨が光りと熱を発し始める。

そしたらその光を指先でさぐっていくと読めちゃう。

そんな感じ。

慣れるまでは光で目が痛くて大変なんですと。




この仕事は何のためにやっているかというと、

特に理由は明かされていません。

「あなたはただ読み取るだけでいいの」と言われてるので、ただ読み取る。

もう作業です。夢読みのライン工です。

ライン工っていっても、「僕」が一日で読み取れるのは5〜6個くらいみたいですが。

女の子によると、1000〜2000個夢読みやるらしいです。笑

何年かかるんだ笑

それこそ夢のような数です。




さてさて、この街に「僕」が来た時まで話が戻りますが、「僕」は門番のナイフによって影を切り取られています。

普通に切られます。

この影を管理するのも門番の仕事なんですと。


ワンピース好きな人は、ゲッコー・モリアがチョキチョキ影切ってるのを想像してもらうといいかもしれないですね。



門番曰く、この街からは誰も出られないし、影も誰も持てないと。

「ここは世界の終わりなんだ。ここで世界は終わり、もうどこへもいかん。だからあんたももうどこにもいけんのだよ」




なんてこった。

パンナコッタ。




(なんかしれっとキーワードっぽいの出ましたね。)




そんなこととは知らず、流れのままに門番に影を切り取られた「僕」は、いつかきっと取り戻しにくると影に約束します。(あっ、影も普通にしゃべります。)影からはとりあえずこの街の地図を作れと言われるので、彼は地図を作るために街の探索を始めます。

タイムリミットは秋。





ここらへんで「大佐」という老人が新登場しますが、50〜60年に一度の凍てつく冬が来るから、地図を作るのは勝手だが、壁にも森にも近づくなと言われます。とにかく冬に遠出をするなと。

「君はまだ定まっておらん人間なんだ」

危険の多い森や壁には何があるんでしょうか。





とまあこんなこと言われてもそりゃ森とか壁とか行きますよね〜笑

なんで来たのかも、ここがどんな街なのかも何もかもわからないことづくめですからね。






しかし森は危険という話を聞いていましたが、実際に行ってみると話とまるで違います。

「不思議なほどひっそりとした平和な世界」です。

「僕」は壁のそばまで来て、その壁が生き物であるかのような印象を受けるのですが、ふとそのまま色々考えながら寝てしまいます。




そして起きたら体がとてつもなく冷えているではありませんか!

雪が降っており、もう冬に入っているのです。

フラフラのまま図書館までなんとか帰りつき、気づいたらストーブの前にいました。

彼女から「どこにいたの!?」と怒られたあと、また眠りにつきます。



その後彼は高熱で丸二日間寝てました。

起きてからは大佐と影や彼女についての話になりました。



大佐から、彼女が好きなんだろ?と聞かれ、そうだと答えるが、大佐はこの街で恋をするのは適当ではないと言います。

ここの街の人たちはみな、心がないのです。

彼女も心がない。


「僕」は影が死んだら心がなくなると思うと言ったら、大佐はそうだと言った。

心がないものとの恋には何もなく、ただ生活があるだけ。

しかしまだ「僕」には心がある、つまり影が生きている。

心がなくなってしまったら、いよいよここから出る術もなくなってしまうのでしょうか。




体調が回復したので、夢読みをしようと図書館へ行き彼女とまた会います。

彼女の影の話を聞くと、4歳で影と別れたそうで、17歳の時に影と一緒に残っていた心もりんごの林に埋められたそうです。



彼女曰く、「私たちは何も思わず、ただ通り過ぎていくだけ。年をとることもなく、死ぬこともないの」





とまあこんな感じなんですが、

ハードボイルドの方はストーリー展開がわかりやすくそっちだけ読んでても面白いんですが、

こっちは抽象的というか暗示的というか、なんか漠然とした話ばっかりで、イマイチ話がよくわからないんですよ。




ただハードボイルドの方との関連性がだんだん見えてくるような気もするんです。

 


でもそれもはっきりしない。




なんかもやもやしたまま話は進んでいきますが、まだ下巻が残ってますからね。

世界の終わりとはどういうことなんでしょうか。


影とは?


夢読みとは?


壁とは?


まさか門番とか大佐とかも意味あるの?


りんごの林や時計塔もなんかあるの?





モヤッとーーーー!!!!!





これがどうやってスッキリと終わるのか次が楽しみで仕方ないです!




次回は上巻のハードボイルドの方で書いてない部分をざっくり話しますね!




長々とありがとうございました🙇‍♂️