自分の方が強いハズなのに負ける
自分の方が強いハズなのに負ける
コンピュータ相手の将棋を卒業して、対人の将棋を始めました。
すると、級が下の人にも勝てません。
自分の方が強いハズなのに負ける
のです。
それは何故かと言うと、
考えて次の手を指すまでの時間が長い、のです。
つまり、遅いのです。
「うーん、どうしよーう」とかではなく、「ぱっぱ」と手を指さないと時間切れで負ける、のです。
これは、麻雀で言うと、時間のかかる8000点の手は、すぐ出来る1000点の手に負ける、のです。
その後で、自分の手の方が高いのに、と言っても意味ない、のです。
ボクシングで言うと、大ぶりのパンチが当たらず、小刻みのジャブにボコボコにされて終了なのです。
で、
自分の方が強いハズなのに
と思うのですが、それで負けてるのですから、
私の方が弱い
のです。
でも、
「自分の方が強いハズ」と思うのが、ヤバい、のです。
私が頼んだ訳でもないのにこう思う私の脳は一体、何なのでしょうか。
バッティングセンターで良い気になって試合の打席に立ったら、このザマ、なのです。
打ててないのですから、本当は打てるのに、も何も無い、のです。
きっと世の男は、こうして自分の思いの世界に引きこもってしまう、のです。
多くの婚活女性も、自分は本当はもっと良い男にモテるハズなのに、とか、モテてない現実があるのに、そう思う、のです。
本当は現実にあり、自分が思う本当は妄想、なのです。
現実は二つ無くて、現実が実像、自分が本当だと思うことは虚像なのです。
よく、捕まった犯人が「嘘だー」とか言うドラマがありますが、そう思ってるのは自分だけ、なのです。
証拠が全て揃っていても、自分の嘘の世界に住んでいる人には、見えない、認めない、のです。
そして、脳は止まる、のです。
「ここは人が歩いてない道」みたいな思い込みが脳に巣食うと、居ない前提で車を走らせてしまう、のです。
もちろん、そんなのは自分の妄想なのです。
そして轢いた後に、それに気がついても、遅い、のです。
婚期を逃した後に、それに気がついても、遅い、のです。
リストラ、倒産した後に、それに気がついても、遅い、のです。
後の祭りは、今、頭の中で行われている、のです。
「本当は」は、自分が本当だと思いたい妄想、なのです。
本当に本当だったら、そんなこと思う必要は無い、のですから。
この右が、「本当は私はプリンセス」とか思ってる、感じなのです。
いやいや、プリンセスとは左になる人(なった人)、なのです。
「私は大学生だ」とか、自称じゃ駄目なのです。
ニートや精神障害者が、自称「自分は正しい」じゃ駄目なのです。
そんなの「1+2×3=9だ」と言うのと同じ、なのです。
で、間違ってると言われるとキレる♂、とか、否定されると不機嫌になる♀、とか、自分の妄想が本当の、ヤバい奴、なのです。