穴が開く前に考える
穴が開く前に考える
日本人で、道路に穴が開く前に、その穴のことを考えられた人が、果たして何人居たでしょうか。
今日の夕飯を考える、明日の仕事を考える、それは考えるではないのです。
言い換えると、それで穴はどうにもならない、のです。
で、人は、その穴に落ちてから「考える」のです。
でも、それも考えるではないのです。
ボクシングで言うと、パンチを見てないで、当たってからパンチを考えるようなもので、それは考えるではないのです。
考えるって、パンチが来る前から、まだ来てない(見えてもいない)パンチについて考えること、なのです。
目の前に拳が見えたら、もう遅い、のです。
(津波でたとえたら解りますか)
これは、あなた自身の話であると同時に、あなたが被害者になる話でもあって、
あなたや日本人が、穴について考えないと言うことは、全国各地で、穴が開いて、穴に落ちる、ということなのです。
たとえば、リストラ、離婚、病気なんて、普通にあることなのに、皆、穴が開くまで考えない、のです。
で、それは、考えないからそれが発生する、のです。
なのに男女共に「自分が考えてこなかったせい」にはしない、のです。
それは、役所(公務員)が、「自分達が考えてこなかったせい」にはしないのと同じ、なのです。
中が空洞になってても、表面上だけ見て、このまま行けると思った、のです。
夫婦にしたって、社員にしたって、子供にしたって、
このまま行けると思った、のです。
根拠は、自分がそう思ったから、です。
で、今日の夕飯のことを考える等を考えるだと思っていた、のです。
また、楽しいことなら考える、みたいな人が居ますが、それも考えるではないのです。
それは単に感情的なのです。
病気の検査とか、我が子がイジメに遭ってないか、いじめてないかとか、会社が潰れそうでないか、穴が開きそうではないかなんて、そんなの楽しい訳がない、のです。
でも、そういうことを怠っていると、穴が開く、のです。
で、穴が開いたら、その復旧にものすごいお金と時間と労力がかかる、のです。
これくらい考えないの代償は大きいのですが、考えたところですぐにご利益があることではないので、皆、考えない、のです。
で、考えないと、穴が開く、のです。
あなたの地盤は空洞になっていませんか?
婚活女性やリストラされた人、病気になった人は、下が空洞になっていたのに、それを考えなかった、のです。
そうやって考えないと、穴は(表面上では見えなくても)どんどん大きくなっていく、のです。
本当は、虫歯の検診みたいにしょっちゅう確かめないと(考えないと)いけないもの、なのです。
楽しいことだけ考えるは考えるではないのです。
自分の体重は標準体重かとか、しょっちゅう考えないと、どんどん駄目になっていく、のです。
それを膝を壊してからとか、糖尿病になってからとか、それから考えても、それは考えるとは言わない、のです。
それは三行半を喰らってから結婚について考えるようなもので、自分が考えなかった結果なのです。
それは考えるとは言わない、のです。
で、そうやって考えないと他の様々なところで、下の空洞が大きくなっていく、のです。


