日本人は過大評価
日本人は過大評価
なんか、かつて都だった京都の人もそうだけど、今は無き過去の栄光で、自分のことを過大評価している人達が沢山居ます。
で、当人達は、自意識過剰とか皆目見当違いなことを原因だと思っているのですが、そうではなく、そうなるのはまず第一に過大評価がある、のです。
たとえば、過大評価を常日頃しているから、服も脱げない、のです。
ノースリーブなんか着ない、のです。
今の流行りは太めの服なので、やったぜ(これで自分の過大評価を維持出来る(バレない))なのです。
で、よく見てください。
老害は、自身を過大評価。
ニートは、自身を過大評価。
彼女無し男性は、自身を過大評価。
婚活女性は、自身を過大評価。
会社で使えない奴は、自身を過大評価。
DV男は、自身を過大評価。
ギャンブラーは、自身を過大評価。
メンヘラは、自身を過大評価。
若者は、自身を過大評価。
中高年は、自身を過大評価。
みんな、自身を過大評価している、のです。
たとえば、自分は何でも知ってると思っている人に、センター試験で何点とれるか判定したならば全然なのです。
あれ? 何でも知ってるんじゃないの?
酷いのになると、童貞(女を知らない)のに知ってると思ってたり(AV?)、処女なのに男のことを知ってると思ってたり、海外に行ったことが無いのに、この世のことを知ってると思ってたりする、のです。
井の中の蛙なのに、えらい自分を過大評価している、のです。
自分の半径10メートルを世界だと思っている、のです。
井の中の蛙、大海を知らず、なのです。
知らないのに、知ってると思っている、のです。
じゃー、図書館に行って、ランダムに選んだ十冊の本の中から簡単な問題を出題するから、せめて半分は答えてね、なのです。
私は、iPhoneのアプリを一人で作ったことがありますが、だからってiPhoneのことなんて全然知らない、のです。
でも、そこらの自称「使いこなしている」ユーザーよりは、全然詳しい、のです。
ジーニアスとか大層な肩書きがついているアップルの店員よりは、詳しい、のです。
逆に言うと、iPhoneのことなんて全然知らない、を知っている、のです。
自分の知ってることなんか、図書館の1%も無いことを知ってる、のです。
そもそも大学受験なんて、テキスト3冊(私立で三教科受験の場合)を知るだけで合格出来る、のです。
でも、それは図書館の膨大な本(知識)の中のたった三冊なのです。
いわんや、それさえろくに知らない、
仕事で言うと、自分の業務のことしか知らない人が、
自分は何でも知ってるみたいなバイトリーダーみたいな態度をとれるって、
逆にスゴイのです。
私はiPhoneのアプリを一人で作ったことがありますが、そんな知ってるなら、ぜひ教えてもらいたいのですが、実際は全然なのです。
それを仕事にしている人でさえ、業務で触ったことがある部品しか作れない人が、ほとんど、なのです。
ちなみにこれは、高学歴でも、有名な企業でも、そうなのです。
勤続10年の真面目なサイゼリアの社員が、イタリア料理が全然出来ない、のと同じ、なのです。
でも、その会社の中では、⚪︎⚪︎さんは優秀とかになる、のです。
これも、日本人は過大評価の一つなのです。
イタリアンで10年働いていて、イタリア料理ならだいたい作れると思う(求める、期待する)ことは、そんなに高いハードル(過度な期待)でしょうか?
たとえば、私は今年から将棋を始めて、累計300敗中ですが、
自分が将棋を知ってるとか、そんなこと思わない、のです。
こんな将棋というたった一つのことでさえ、人間の人生で知り得るものではない、のです。
イチローや大谷翔平、ダルビッシュでさえ野球が解らないと言っているのに、世の人は、何かわかったような口をきいている、のです。
これも、日本人は過大評価の一つなのです。
しかも、超過大評価なのです。
試しに、会社に行ったら、自分は何でも知ってるみたいな老害に、ITのことを聞いてみてください。
最近なら、ディープラーニング、生成AIとかが有名でしょう。
そうしたら、「知らないことを聞くな」と睨まれる(空気が悪くなる)のです。
そこで「え?何でも知ってるみたいな態度とってません?」とか、常識ある社会人は言ってはいけない、のです。
で、会社は傾き、潰れる、のです。
オレは何でも知ってる、みたいなクソ男だと、離婚にリストラ、あるいは童貞に、孤独死なのです。
婚活難民女性のように、プライドだけバカ高い、のです。
つまりこれも、日本人は過大評価なのです。
自分は料理、洗濯、掃除、まるで駄目でも、高収入やらイケメンと結婚する権利がある、のです。
理由は、自分がそう思うから、という過大評価なのです。
収入が無いとか、借金があっても婚活する男性みたいなこと(他人の金で生きていこうとしているのが同類)なのです。
つーか、自分の顔がこれならその高ビー(過大評価)も解るのですが、ほとんどが「それで!?」なのです。
婚活で言うと、若い女性に行くオッサンと同じ、なのです。
どちらも、自身を過大評価、自信過剰なのです。
これで言うと、今でもお綺麗ですけど、だからって昔の自己評価を持ったままだと…なのです。
昔はスゴイモテてた(今でもそこそこモテる)としても、残念ながら若い子には負けるのです。
つまり、日本人はただ生きてるだけで過大評価なのです。
フジテレビで言うと、フジテレビがスゴイんだって、もう過去の栄光なのです。
そこで出世してたとしても、過去の栄光なのです。
俺様はスゴイんだとか、通用しない、のです。
それは、昔はすごかった(過去)なのです。
太った女性が、痩せてた頃はモテた、だから自分はモテると思うのと同じ過大評価なのです。
痩せてる女性が、若かった頃はモテた、だから自分は年を経た今でもモテると思うのと同じ過大評価なのです。
脳にだけ、自分が思いたい自分がいて、それが現実とどんどんかけ離れていく(その分、過大評価になる)のです。
そして、これが個人、企業、社会が、上手くいかない原因なのですが、皆、自分の過大評価に固執し、現実を見ようとはしない、のです。
体重で言うと、体重計の数字ではなく、自分の思い込みの数字の方が正しいと思い込む、のです。
悲劇のヒロインは、ありもしない本当の私(ブスで言うと妄想、かつての美人で言うと最盛期の自分)が脳の中にだけ居る、のです。
自分探しの男性も、ありもしない本当の俺(漫画や自己啓発を見過ぎの妄想)が脳の中にだけある、のです。
パチスロで貧乏なのに、777を当ててる自分が自分だと思い込む人と同じ、なのです。
ホストやキャバ嬢のカモなのに、そうじゃないと思い込んでいる人と同じ、なのです。
ゲームで言うと、S級キャラをガチャで引いたら自分スゴイと思う人と同じ、なのです。
そんなスゴイ自分が、脳の中にだけある、のです。
その現実には無い妄想の中の過大な自分(本当の自分とか、かけがえのない自分とか、お姫様とか)を自分だと思っている、のです。





