あと一歩は1万メートル | プラクティス

あと一歩は1万メートル

あと一歩は1万メートル


100メートルを10秒で走る人達の世界では、1秒遅れたら10メートル遅れます。



で、このようにあと一歩の差で負けた場合、あと一歩のように見えますが、


現実には、「1万メートルの差」ぐらいはある、のです。



「あと一歩を頑張る」の場合のあと一歩の実際の距離は、1万メートルなのです。


受験勉強で言うと、惜しくもあと1点で落ちた人が、その1点だけを覚えてまた挑戦したら、また落ちる、のです。


実際、合格点ギリギリの1点には、100人とかライバルが固まっている、のです。


つまりは誰が合格してもおかしくなく確率が1/100になってしまう、のです。


これで言うと、あと一歩は、あと一歩ではない、のです。



あと一歩は、あと1万メートルだと思って、気を引き締めていかないと、また同じことを繰り返す、のです。



あと一歩は、あと一歩だと思ってはいけない、のです。



オリンピックの金メダリスト北島康介は、自分の全泳ぎをハイスピードカメラで撮影して、自分では知覚出来ない自分を一コマ一コマ、コマ送りで検証して自分の悪いところを発見したそうですが、


そういうこと(それくらいやらないと駄目)なのです。