最高の方法は良くない
最高の方法は良くない
仮に、これが最善手だとします。
が、最善だからって、それを採用することが良いこと、ではない、のです。
ロボットは、ピアノ発表会で、一番良い曲をミスタッチ無しで弾けますが、人間はそうではない、のです。
ボクシングで言うと、相手のパンチを1ミリで避けて、カウンターをする、が最善手みたいなこと、なのです。
そして、それをしたら100%勝ち、みたいなことを教えてくれる、のです。
試験で言うと、100点が100点なのです。
マラソンで言うと、100メートルを13秒のペースで42キロ走れ(現世界記録)なのです。
で、この話はAIの話ですが、同時に、最高の方法をずっと探している人間の話でもある、のです。
つまりは、それを知ったところで自分が出来ないのです。
で、自分が出来るようなことは、最高の方法ではない、のです。
これが最高の方法を知ったところで、だから何なんだよ、なのです。

