という設定
という設定
人々は「という設定」で生きています。
あなたも言語化が出来ないだけで「という設定」で生きています。
そして、人々は「という設定」を変えないで、その他を変えよう変えようとしている、のです。
たとえば、あなたは貧乏人という設定で生きているとします。
すると、貧乏人がとる行動を必ずとる、のです。
何故なら、そういう設定だから、です。
サッカーで言うと、自分のことをディフェンダーだと思っている人が、フォワードの動きをしない、のです。
何故なら、自分はディフェンダーという設定だから、です。
同じように、平社員は、部長のような動きはしないし、部長のような考えもしない、のです。
何故なら、平社員という設定だから、です。
で、人々はその自分の「という設定」を変えないで、その他を変えようとしている、のです。
平社員なら、平社員を変えないで、財布の中身や給料を変えようとしている、のです。
で、それを何年もやって何か変わりましたか? なのです。
サッカーで言うと、点をとりに行かないのに、点が欲しいと思っている、のです。
非モテで言うと、そんな自分(の設定)を守っている限り一生、非モテなのです。
何故なら、自分は非モテという設定だから、なのです。
もし、モテたいなら、自分はモテてるという設定で生きないと駄目なのです。
なのに、人々は「という設定」を変えないで、その他を変えよう変えようとしている、のです。
だーかーらー、それは自分はパート、アルバイトのま(今の自分の設定のまま)給料が倍になるのを夢見るようなもの、なのです。
非モテが、非モテのまま、モテようとするのとするのと同じ、なのです。
野球で言うと、打率1割のまま、年俸1000万円を夢見るようなもの、なのです。
その前に、自分は打率3割を打っている設定が必要なのです。
たとえば、武井壮はゴルフをやっていた時に、10回連続でパターが決まらないと帰れない、という設定で生きていた、のです。
何回やるとか、何時間やるとか、そういう「やれば下手でも帰れる」設定でやってない、のです。
これはお笑い芸人でもそうで、疲れたとか、遅くなったとか、そういう理由で帰る人がほとんどの中で、売れる芸人は「面白い話が出来るまで帰らない」のです。
以上を踏まえて、現代の日本人を見てみると、
パート、アルバイト、役人、学生、的に生きてる、のです。
どいうことかって、何回やるとか、何時間やるとか、そうすれば帰れる、のです。
狩りで言うと、一匹も捕まえられなくても、捕まえた分だけの給料を貰える、のです。
農業で言うと、作物が全て枯れても、育てた分だけの給料を貰える、のです。
こうなると、時間は短ければ短いほど良いし、休みは多ければ多いほど良いし、という自分の利益しか考えなくなる、のです。
で、これが皆で貧しくなる設定なのです。
何故か解りますか。
サッカーで言うと、点を取りに行かないで、試合時間が80分くらいになると帰る支度をして、90分になったら帰るから、なのです。
こんな11人が使える(高年俸になる)と思いますか?
これが皆で貧しくなるとは、そういうことなのです。
という設定
ニートや専業主婦、学生の所得が少ないのは、ニートや専業主婦、学生という設定で生きているから、なのです。
日本有数の大金持ちのユニクロの柳井社長が、あなたと同じ仕事をしたら、あなたと同じ給料なのです。
つまりは、自分の設定を変えないで、大金を稼ぐのは不可能なのです。
それは、偏差値40の20歳男性が、慶應女子にモテようとするようなもの、なのです。
慶應女子にモテることは可能ですが、それなら同等以上の学歴に自分の設定を変える必要がある、のです。
何故かって、自分より明らかに劣ってる人の遺伝子を残そうだなんて女性のDNA に書いてないから(つまり女性が好きにならないから)なのです。
よく解らなかったら、体重が110キロの女性が男性と付き合いたい、と置き換えて感じてください。
それは無理じゃないけど、まず自分が標準体重まで痩せる必要がある、のです。
何故かって、自分より遥かに不健康な人に遺伝子を残そうだなんて男性のDNA に書いてないから(つまり男性が好きにならないから)なのです。
つまりは、自分の設定をまず変える必要がある、のですが、人々はその肝心な自分の「という設定」を変えないで、その他を変えよう変えようとしている、のです。
それは、大谷翔平が、打率1割、球速100キロで、自分のことをスゴイと評価しろ、そして金くれ、と言うようなもの、なのです。
これヤバいクレーマーだと思いませんか。
しかし、現代の日本人は、だいたいコレなのです。
テレビ局では視聴率がとれてないのに偉そうだし、日産では車が売れてないのに高給はとる、のです。
これで皆が貧しくなるのです。
で、二言目には「お金があれば(お金が無いから)」なのですが、そういう問題では100%ない、のです。