手先を意識すると小手先に
手先を意識すると小手先に
100%善意なのは解るのですが、こういうのが良くない。
何故かと言うと、美しくしようとすると小手先になるから、です。
もう少し詳しく言うと、カタチだけ合っている、になるからです。
そうするとメチャ精神力は要るし、メチャ体力も要る(疲れる)のです。
たとえば、ウサインボルトの走りは美しいですが、彼が日本に居たら矯正される、のです。
その矯正の正って何なの? なのです。
体型とか体格とか柔軟性を無視して、これが美しい(正しい)とかして良いの? なのです。
話は飛びますが、どうして鞭から音が出るかご存知でしょうか。
それは、メチャクチャ速いから、です。
またプロボクサーのパンチは、背中の筋肉を使って打っている、のです。
プロ野球選手のバッティングなら、腰の回転なのです。
つまり、その結果の手先の方を意識してはいけない、のです。
すると、カタチは合ってるけれども肝心なパワーが出ない、のです。
で、そのパワー不足を補うために、メチャクチャ精神力は要るし、メチャクチャ体力も要る(疲れる)のです。
要は、腰とか、背中とかの鍛錬が先なのです。
ゆっくり美しいフォームで出来ました、では駄目なのです。
それ、何の意味も無い、のです。
逆に、腰とか背中とかの連携を何度もしているうちに、その結果として、板につく(正しく美しく)出来るようになる、のです。
バッティングで言うと、手打ちになってたら駄目なのです。
確かにそれをすると初心者から球に当てられるようになりますが、それは(本当は)違う、のです。
子供向けのスイミングスクールで、子供に細かいことは言わず、ともかく泳がせるのは、そういうことなのです。
最初から「楽に」「美しく」泳ごうとする魂胆の人では、これにすら至らない、のです。
当たり前ですが、毎日100回、素振りをしてきた人と、ちょっとやった付け焼き刃の素振りでは、美しさが全く違う、のです。
前者はカタチだけ合っていて、肝心なスピード、パワーが無く、後者は、腰や背中、大きな筋肉をフル活用して生まれるダイナミックなパワーとキレのあるスピードで、その結果として、美しい、のです。
たとえばライオンが獲物に飛びかかる時に、手先、足先、姿勢なんて意識してない、のです。
でも、躍動感ある動きが、美しい、のです。
バレエにしたって、ダンスにしたって、まずそこ、なのです。
体幹を鍛えてのジャンプがあるから、振り付けが映える、のです。
カラオケで言うと、まず、声量があった上での音程なのです。
あー、わかりました。
日々の発声練習はしないで、テクニックに走ってる(だから身につかない)感じ、なのです。
(63歳でこの体型、足上げは、同い年の男性と比べてスゴイし、こんなのテクニックではなく、日々の行い、なのです。高齢者の婚活でも、女性はこういう男性と付き合いたいのではないでしょうか。逆に言うと63歳でもこれくらいになれるのですから、そこらのオッサンや若者は、言い訳ばかりしてないでやれよ、なのです)