毎日を楽しむ「日本泳法」
毎日を楽しむ「理論と実践」
・理論編
「リスクを避けること」と「リターンを得ること」は、正反対と言って良い。
日本人は、「リスクゼロが大好き」だけれども、「リスクゼロ」ということは、「リターンもゼロ」ということなのだ。
つまり、結果として、「リスクゼロが大好き」=「リターンゼロが大好き」なのだ。
たとえば、ナンパ男が居て、次々と女を口説いて居るとする。
そして、あなたの気になっていた女まで手を出しそう、だ。
その時に、どうする。
少なくない男が、(振られる)リスクを避けようとして、傍観者になってしまう。
そして、ナンパ男に女を口説かれようものなら、今度は、「あんなナンパ男に着いていくなんて、あんな見る目がない女は大したことない、付き合わなくて良かった」と、
自分の億病と、不甲斐なさ、を遥か上の天上界にある棚に上げて、そういうことにしてしまう。
だから、後悔も出来ないし、学びもないし、何でもかんでも人のせい。
上記は、男性で喩えたけれども、女性にもこの手は異様に多い。
それもこれも、性根が「リスクを避けること」になっているから。
これに早く気がついて対処しないと、いつの間にか、
「リターンゼロが大好き」になってしまう。
ナンパの話に戻ると、リスクをゼロにするには、ナンパしなければ良い、という結論になるのだから。
そして、ナンパ男は女をゲットし、早くから行動した女は良い男をゲットし、婚活市場では残り物しか居なくなってしまう。
それならそれで、残り物同士、仲良くすれば良いのに、それはしない。
また、仮に上手く行っても、「リスクゼロが大好き」同士だから、何かリスクがあった時に、極めて脆い。
さらに、「リスクゼロ」は「リターンゼロ」だから、リストラや減給になる確率も、極めて高い。
すなわち、性根が「リスクを避けること」だと、
そもそもリスクなんて何処へ行ったって避けられないのだから、年をとって、不幸になるしかない。
たとえば、現代の日本人は、こんな風になってはいないだろうか。
怪我するリスクを避けて、骨粗しょう症に。
無理するリスクを避けて、生活習慣病に。
仕事でリスク(例:新しいこと)を避けて、業績不振、リストラに。
恋愛でリスク(例:告白)を避けて、独り身、孤独死に。
人生でリスク(例:何かする)を避けて、何もない日々に。
これでは「リスクゼロ」=「リターンゼロ」どころか、マイナスリターン。
リスクを避けている「つもり」で、プラスリスク、マイナスリターンになっている、のに気がついていない人は、大勢います。
あなたは、リスクを避けている「つもり」で、プラスリスク、マイナスリターンになってはいませんか。
・実践編
と、理論編を長々と書きましたが、そんな理屈なんて、どーでも良いのです。
逆に、理屈だけ知って、「なるほど」と、やらないのであれば意味はない、のです。
やらないのであれば、マイナスリターン。
やらないなら、期待値マイナス。
やらないなら、デブまっしぐら。
やらないというのは、損すること。
やらないと、衰える。
人生、やったもん勝ちで、やらないで勝った人は誰もいないし、やらないだけで負け確定。
何度でも自分に、この事実を言い聞かせて、早く自分と向き合うこと、です。
まぁ、「悪貨が良貨を駆逐する」で、ほとんどの人はそれでもやりませんが、それはそれとして、毎日を楽しみましょう。
今回のチャレンジは、「手足がらみ」です。
これがもう、難しいのなんのって(笑)、ぜんぜん出来なくて溺れそうになりました。
手と足を縛られたようにして、浮いているのですから、不思議です。
日本泳法は、速さを求めているのではなくて、美しさを求めているのが楽しい。
何かこれって、今の日本にとても必要な観点だとは思いませんか。
そんな事を身をもって体感して、今日も楽しく夢に向かって一歩、近づいたのでした。
めでたし、めでたし。