周りも同じ条件
76歳から走り始めた91歳の女性が、7時間24分で、フルマラソンを完走。

この91歳の女性、ハリエットさんは、過去にガンを患った経験を持っており、76歳でマラソンを始めたきっかけも、ガンや白血病の研究支援を呼びかけるためだという。これまでにの呼びかけで「白血病とリンパ腫協会」に集まった寄付金は総額9万ドルを超える。

世の中には、ガンを患ったことがある91歳の女性でもフルマラソンを完走する人がいます。
しかも、彼女がフルマラソンに挑戦したのは、76歳です。
さらに動機が、「ガンや白血病の研究支援を呼びかけるため」のチャリティーなのです。
一方、日本では、闘病中な訳でもなく、76歳以上な訳でもなく、女性でもなく、まだ若く91歳の半分の45歳の男性でも、
雪崩のような出来ない理由、やらない方がいい訳を並び立てて、やろうとしないし、やりません。
それはフルマラソンがどうこうではなくて、全てにおいて、なのです。
アメリカでは、ガンを煩ったことがある91歳の女性が、フルマラソンという過酷な競技を7時間も耐えられているのに、です。
それも、76歳から初めるのは気が引けるという話では無く、比較にならないほど若くても、です。
中でも単なる運動不足を年のせいにする人が多いのですが、彼女にかかれば、50歳、60歳、70歳なんて、まだまだひよっこでしょう。

ちょっと勘違いして欲しくないのが、これは「フルマラソン」のすすめではなく、「新しい何かに挑戦しよう」のすすめ、です。
人間、ガンを煩ったことがあろうが、高齢だろうが、女性だろうが、91歳でフルマラソンを走れるのだから、他のことが出来ない訳が無い、と言いたいのです。
よく、受験で苦しいとか、仕事が辛いとか、弱音を吐く人がいますが、周りだって同じ条件なのです。
マラソンを走っている時に、自分はものすごく苦しいかもしれませんが、周りだって同じように苦しいのです。
いくら勉強が出来たって、受験勉強は苦しいものです。
東大生は東大生なりに、小学生は小学生なりに、苦しいのです。
仕事に至っては、周りだって同じように苦しい中で、やっているのです。
人によっては税金が嫌とか言う人もいますが、周りだって同じ条件なのです。
お金を稼ぐということは、税金を払うということと、イコールです。
何かを買うということは、代金を払うということと、イコールなのと一緒です。
物を得て、お金を払いたくない。
お金を得て、税金を払いたくない。
こんなことを本気で思って実行したら、泥棒と脱税で逮捕されてしまいます。立派な犯罪です。
こういう「欲しい物は一方的に得て何も払いたくない」という「ジャイアン」のような小中学生なみの考えは、社会へ出たら通用しないのです。

プロ野球のイチロー選手は、野球が上手になった今だって、素人からしたら過酷な練習をしています。
自分の人生の時間を、遊びでなく過酷な練習に払うから、高いパフォーマンスが得られている訳です。
つまり、高いパフォーマンスを得るということは、過酷な練習の時間を払う、ということなのです。
これは、他のあらゆる競技でも、同じ事です。
苦しい練習という過酷な代償を払うから、それに応じたリターンが得られる訳です。
リターンって、文字通り、リターンですから、自分がやらなきゃ返って来ないのです。
野球を100時間やれば、それに応じたリターンが返ってきます。
税金に相当するような、筋肉痛もあるでしょう。
勉強を100時間やれば、それに応じたリターンが返ってきます。
税金に相当するような、知恵熱もあるでしょう。
確かに苦しいかもしれませんが、苦しければ苦しいほど、リターンの喜びも大きい訳です。
なのに、税金、筋肉痛、知恵熱が発生するから嫌だ、みたいな「欲しい物は一方的に得て何も払いたくない」という「ジャイアン」のような考えでいたら、どうなるでしょう。
一生、筋肉はつきませんし、頭は良くなりませんし、めでたく低所得者として税金を払うこともなく、国や親に補助されないと生きられない人間になってしまうのです。

あったりまえのことですが、野球を100時間しなければ、勉強を100時間しなければ、そいつが出来るようになることは、未来永劫ありません。
プロ野球の観戦をしてたら、野球が上手になった、とか、
自己啓発やスピリチュアルの本を読んでいたら、難関大学に合格した、とか、
いくら見ても、いくら読んでも、
そんなことは、未来永劫ない、からです。
未来永劫ないってことは、未来がないって、ことです。

未来がないのび太くんは、こう言います。

のび太くんがツマラナイのは、世の中がツマラナイからではなく、のび太くんがツマラナイ男だから、です。
この、のび太くんの未来が「面白くなる時」はいつからでしょうか。
それは間違いなく、「税金、筋肉痛、知恵熱」の苦しさを避けずに、「やりはじめた時」です。
苦しさで放り投げずに、やり続けると、人生は面白くなるのです。
野球だって、サッカーだって、楽器だって、仕事だって、苦しさを乗り越えて出来るようになると面白くなってくる。
でも、最初はみんな、球はとれないわ、思った方向へボールは飛ばないわ、指は動かないわ、仕事は訳わかんないわで、苦しいことばかりなのです。
だから、やらない、やらないで欲しい物を得たいという、いやしい根性が、のび太とジャイアンです。
ドラえもんをただ平面的に見ると、のび太とジャイアンは正反対のように見えます。
が、自分は何も代償を支払わないで欲しい物を一方的に得ようとする不埒な心、という観点から見れば、
のび太はドラえもんを利用して、ジャイアンは腕力を利用しての違いだけで、どちらも同じなのです。
もっと言えば、ドラえもんという万能兵器を「自分だけ一方的に使う」だけ、のび太の方が「汚い」と言えます。
ジャイアンの暴挙は自分の手を汚しますが、のび太は自分の手さえ汚さないからです。

水泳で言えば、最初は誰でもカナヅチです。
最初は誰でも思うように体を動かせずに、水は飲むわ、息は出来ないわ、で苦しいのです。
その苦しい時に、やるか、やめるか。
人生の岐路は、この苦しい時。
「税金、筋肉痛、知恵熱」の苦しさを乗り越えた先に、オアシスが待っている。
これを忘れないで、苦しくても走り続けるかどうか、です。
確かに、苦しい。
でも、大丈夫。
どんなに苦しくても、
ガンを煩ったことがある91歳の女性が7時間24分の間、走り続けるよりは、楽ですから。
高齢の女性がもっと苦しいことに耐えているのですから、あなたに耐えられない訳がありません。
あなたがたとえガンを患った76歳の女性でも、人生は、これからです。

・Try Again

この91歳の女性、ハリエットさんは、過去にガンを患った経験を持っており、76歳でマラソンを始めたきっかけも、ガンや白血病の研究支援を呼びかけるためだという。これまでにの呼びかけで「白血病とリンパ腫協会」に集まった寄付金は総額9万ドルを超える。

世の中には、ガンを患ったことがある91歳の女性でもフルマラソンを完走する人がいます。
しかも、彼女がフルマラソンに挑戦したのは、76歳です。
さらに動機が、「ガンや白血病の研究支援を呼びかけるため」のチャリティーなのです。
一方、日本では、闘病中な訳でもなく、76歳以上な訳でもなく、女性でもなく、まだ若く91歳の半分の45歳の男性でも、
雪崩のような出来ない理由、やらない方がいい訳を並び立てて、やろうとしないし、やりません。
それはフルマラソンがどうこうではなくて、全てにおいて、なのです。
アメリカでは、ガンを煩ったことがある91歳の女性が、フルマラソンという過酷な競技を7時間も耐えられているのに、です。
それも、76歳から初めるのは気が引けるという話では無く、比較にならないほど若くても、です。
中でも単なる運動不足を年のせいにする人が多いのですが、彼女にかかれば、50歳、60歳、70歳なんて、まだまだひよっこでしょう。

ちょっと勘違いして欲しくないのが、これは「フルマラソン」のすすめではなく、「新しい何かに挑戦しよう」のすすめ、です。
人間、ガンを煩ったことがあろうが、高齢だろうが、女性だろうが、91歳でフルマラソンを走れるのだから、他のことが出来ない訳が無い、と言いたいのです。
よく、受験で苦しいとか、仕事が辛いとか、弱音を吐く人がいますが、周りだって同じ条件なのです。
マラソンを走っている時に、自分はものすごく苦しいかもしれませんが、周りだって同じように苦しいのです。
いくら勉強が出来たって、受験勉強は苦しいものです。
東大生は東大生なりに、小学生は小学生なりに、苦しいのです。
仕事に至っては、周りだって同じように苦しい中で、やっているのです。
人によっては税金が嫌とか言う人もいますが、周りだって同じ条件なのです。
お金を稼ぐということは、税金を払うということと、イコールです。
何かを買うということは、代金を払うということと、イコールなのと一緒です。
物を得て、お金を払いたくない。
お金を得て、税金を払いたくない。
こんなことを本気で思って実行したら、泥棒と脱税で逮捕されてしまいます。立派な犯罪です。
こういう「欲しい物は一方的に得て何も払いたくない」という「ジャイアン」のような小中学生なみの考えは、社会へ出たら通用しないのです。

プロ野球のイチロー選手は、野球が上手になった今だって、素人からしたら過酷な練習をしています。
自分の人生の時間を、遊びでなく過酷な練習に払うから、高いパフォーマンスが得られている訳です。
つまり、高いパフォーマンスを得るということは、過酷な練習の時間を払う、ということなのです。
これは、他のあらゆる競技でも、同じ事です。
苦しい練習という過酷な代償を払うから、それに応じたリターンが得られる訳です。
リターンって、文字通り、リターンですから、自分がやらなきゃ返って来ないのです。
野球を100時間やれば、それに応じたリターンが返ってきます。
税金に相当するような、筋肉痛もあるでしょう。
勉強を100時間やれば、それに応じたリターンが返ってきます。
税金に相当するような、知恵熱もあるでしょう。
確かに苦しいかもしれませんが、苦しければ苦しいほど、リターンの喜びも大きい訳です。
なのに、税金、筋肉痛、知恵熱が発生するから嫌だ、みたいな「欲しい物は一方的に得て何も払いたくない」という「ジャイアン」のような考えでいたら、どうなるでしょう。
一生、筋肉はつきませんし、頭は良くなりませんし、めでたく低所得者として税金を払うこともなく、国や親に補助されないと生きられない人間になってしまうのです。

あったりまえのことですが、野球を100時間しなければ、勉強を100時間しなければ、そいつが出来るようになることは、未来永劫ありません。
プロ野球の観戦をしてたら、野球が上手になった、とか、
自己啓発やスピリチュアルの本を読んでいたら、難関大学に合格した、とか、
いくら見ても、いくら読んでも、
そんなことは、未来永劫ない、からです。
未来永劫ないってことは、未来がないって、ことです。

未来がないのび太くんは、こう言います。

のび太くんがツマラナイのは、世の中がツマラナイからではなく、のび太くんがツマラナイ男だから、です。
この、のび太くんの未来が「面白くなる時」はいつからでしょうか。
それは間違いなく、「税金、筋肉痛、知恵熱」の苦しさを避けずに、「やりはじめた時」です。
苦しさで放り投げずに、やり続けると、人生は面白くなるのです。
野球だって、サッカーだって、楽器だって、仕事だって、苦しさを乗り越えて出来るようになると面白くなってくる。
でも、最初はみんな、球はとれないわ、思った方向へボールは飛ばないわ、指は動かないわ、仕事は訳わかんないわで、苦しいことばかりなのです。
だから、やらない、やらないで欲しい物を得たいという、いやしい根性が、のび太とジャイアンです。
ドラえもんをただ平面的に見ると、のび太とジャイアンは正反対のように見えます。
が、自分は何も代償を支払わないで欲しい物を一方的に得ようとする不埒な心、という観点から見れば、
のび太はドラえもんを利用して、ジャイアンは腕力を利用しての違いだけで、どちらも同じなのです。
もっと言えば、ドラえもんという万能兵器を「自分だけ一方的に使う」だけ、のび太の方が「汚い」と言えます。
ジャイアンの暴挙は自分の手を汚しますが、のび太は自分の手さえ汚さないからです。

水泳で言えば、最初は誰でもカナヅチです。
最初は誰でも思うように体を動かせずに、水は飲むわ、息は出来ないわ、で苦しいのです。
その苦しい時に、やるか、やめるか。
人生の岐路は、この苦しい時。
「税金、筋肉痛、知恵熱」の苦しさを乗り越えた先に、オアシスが待っている。
これを忘れないで、苦しくても走り続けるかどうか、です。
確かに、苦しい。
でも、大丈夫。
どんなに苦しくても、
ガンを煩ったことがある91歳の女性が7時間24分の間、走り続けるよりは、楽ですから。
高齢の女性がもっと苦しいことに耐えているのですから、あなたに耐えられない訳がありません。
あなたがたとえガンを患った76歳の女性でも、人生は、これからです。

・Try Again