初恋の芽を摘まない | プラクティス

初恋の芽を摘まない

今回は、いつもと趣向を変えて、実践者さんからの質問に答えるコーナーです。
(-^□^-)



今回のお便りは、こちら。

「最近、一ヶ月に1個目標達成する!っていうペースが、段々マンネリになってきてます。。
それこそ、週に一つのペースで挑戦しないと、何か物足りない感じです。

しかし、挑戦したくても、お金がないから諦めるのが現実(ーー;)

答えはプールにある気がするので、明日朝一プールに行きます!」


・回答

1ヶ月に1個の目標達成でマンネリ化って良いですね~。

おそらく、これを読んでいる人にとっては、

「マジか!? ∑(゚Д゚)」

という感じだと思います。

しかし、マジです。これが現実です。


で、週に1つのペースにしないと物足りないのも、とても良いです。

人生は何も成さないとやたら時間がありますが、何か成そうとするといくら時間があっても足りないもの、ですから。


で、次が興味深い。

「しかし、挑戦したくても、お金がないから諦めるのが現実(ーー;)」

この辺りの感覚が、多くの読者さんの共感を呼び、参考にもなるでしょう。


これに対する回答は、こうです。

たとえば、ハワイに行きたいとするとします。

その場合には、10万円以上かかるでしょう。

そして、いま手元には、10万円どころか、1万円もない。

だから、諦めるのが現実、みたいな話になっているのではないかと思います。


ここで何が重要かと言うと、「お金がないから諦める」必要は、さらさら無い、ということです。

世の中では、お年玉しか貯められない小学生でも、高いゲーム機を買っているのです。

高いゲーム機を買えないから、お金を違うものに使ってしまっては、一生、ゲーム機は買えなくなってしまいます。


こういう例が、大人には、途方もなく多い気がします。


話を整理すると、「やりたいこと」と「お金がない」を分ける。

ハワイに行きたい気持ちを、いまお金が無いからと、気持ちまで捨てない。

それは、初恋をしたけれども、いま太っているから諦めるしか無い、みたいな話です。

太っているなら、痩せたら良いでしょう。

お金がないなら、稼いだら良いでしょう。

なのに、せっかく芽生えた気持ちを「現状では駄目だから」と、あっさり捨ててしまう人が多いのです。


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「答えはプールにある気がするので、明日朝一プールに行きます!笑」

さすが、いきなりバタフライ50mを泳げるようになった子です。やることがひと味違います(笑)。

この良い意味でのアホさを賞して、プールがらみでヒントをあげましょう。


このブログの読者はご存知の通り、わたしの夢の1つはこれです。

みんなを泳げるようにしたい。



これからの高齢化社会を支える上で、個々人の健康はこれ以上なく大事な問題で、そのために一番いいのが、運動習慣で、中でも水泳は一番だからです。


しかし、この夢を思い描いた時に、ある致命的な欠点の存在に気がつきます。

それは、「自分が泳げない」ということです(笑)。

何と言うか、大前提からして終わっています。


おそらく、こういう時に、多くの人は、「泳げないから諦めるのが現実」という風になってしまうのでしょう。

あるいは、「気になる人から海水浴に誘われたけど、太っているから諦めるのが現実」とかです。


………なぜ!?


なぜならば、「現状では駄目だから」でしょう。

でも、そんなこと言ったら、

ミュージシャンになりたいけど、ギターが弾けないから、とか、

ダンサーになりたいけど、太っているから、とか、

ドライブしたいけど、免許がないから、とか、

何でもかんでも、そういうことになってしまうでしょう。


その理屈でいくと、何でもかんでも諦めて、試合放棄をして不戦敗な人生を、人生、諦めが肝心と美化する人生になってしまいます。


松下幸之助だって、本田宗一郎だって、そりゃ~最初から大きな工場が欲しかったでしょうが、それをお金がないからとあっさり諦めなかったから、後に、大きな工場が出来た訳です。

松下幸之助だから最初からお金があった。本田宗一郎だから最初から出資してもらえた訳では無いのです。


ただ多くの人と違ったのは、「お金がないという現状」だからと、夢を捨てなかったこと、です。

初恋の芽を摘まないとは、そういうことです。


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仮に、いま、あなたが泳げないとしましょう。

それは、これまでの人生で、「泳げるようになろうと行動」してこなかったから、です。


同じように、もし、あなたがいまお金が無いとすると、これまでの人生で、「お金を稼げるようになろうと行動」してこなかったから、です。

すなわち、いまお金がないのは、これまでの自分が求めて行動してこなかったから、です。

これは、いま泳げないのは、これまでの自分が求めて行動してこなかったからと同じです。


松下幸之助のように行動して、お金が無いという人は、聞いた事も見た事もありません。

逆に、松下幸之助のように行動しないで、お金が無いのは、当たり前の事です。


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また、もう1つ。

お金がなくても出来ることは、たくさんあります。

たとえば、格闘技に興味はあるけど、道場に通うお金が無いとしましょう。

だから、格闘家になる夢は諦めるとします。

これって、おかしいのです。


何故ならば、体を鍛える事は無料で出来るから、です。

その前の基礎トレーニングとして、ランニング、縄跳び、筋トレなど、無料で出来ることはいくらでもあります。

それは、将来、道場に通えるようになった時に、とても役立ちます。


あるいは、旅行、デートなどにしても、近場で無料でいけるスポットは、いくらでもあります。

どうしてもハワイに行きたい場合でも、貯金から、語学の勉強、インターネットで情報収集など、その準備は、無料で出来ます。


お金が無いからすぐ思考停止して諦めるのではなく、まずはお金がなくても出来ることからはじめることです。


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夢は、壁に当たったら捨てるものではなく、壁を突破出来るように勢いをつけるものです。

繰り返しますが、お金がない、時間がない、能力が無いからと、あっさり捨てるものではありません。


そんなことを言ったら、去年の泳ぎを教えている私は、存在しなくなってしまいます。

すなわち、夢が叶わない去年が存在したことになったでしょう。

少なくない人がそうなるのは、夢をちょっとした困難で捨ててしまうから、です。


今の世の中、日雇いのバイトをすれば、1万円なりすぐ得られます。

それを月に1回、年で12回、計12万円もあれば、お金がないから出来ないという風にはならないでしょう。

また、時間が無いなども、私だって仕事帰りの21時からとか泳ぎの練習をしたのです。

私だけ周りと違って、30時間を持っている訳ではありません。

最後に能力がないですが、誰だって最初から出来る訳ではありません。誰でも最初は赤ちゃんで、誰でも最初は歩く能力は無かったのです。


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以上、「挑戦したくても、お金がない」なら、お金を稼ぐ挑戦からすればいい、です。

「カナヅチ克服スイミングスクールを開催したくても、泳げない」なら、泳ぐ挑戦をすること、です。

ドラゴンクエストだって、良い武器が買いたくても買えないなら、まず、いま持っている武器で戦うでしょう。

良い武器が買えないから冒険は諦めるしか無いとか言ったら、本当に何も始まりません。


松下幸之助だって、最初からお金マックスで、最強装備だった訳では無いのです。

むしろ、母も父も死に、幼い時から学校に行けず働かされ、会社もほぼ無一文からのスタートで、おそらく、このブログを読めているどんな読者より不利なところからのスタートだったのです。


それに比べれば、現代で「ちょっとしたことで立ち止まる」、「すぐ諦めれる」のは、恵まれているというか、贅沢な悩みというか、何かあるとすぐ放り投げてしまう赤子のようなものです。


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現代人は、このように何でもかんでも、ちょっとでも嫌なことがあると、すぐ逃げ出してしまいます。

そして、自分の世界に閉じこもってしまいます。

そうこうしているうちに、自分の世界を正当化しはじめます。

それは、清貧だったり、金持ちは汚いだったり、世の中は金じゃない、とかです。


しかし、本当に気にしないのであれば、お金についてまったく気にならないハズです。

何と言うか、学歴にコンプレックスがある人ほど、学歴じゃないとか言うのです。

いいですが、そういうことを言うのは、学歴だと自分が思っているからじゃないですか。

同じように、お金がどうこう言うのは、お金が欲しいと思っているからでしょう。

だったら、勉強すればいい、だったら、松下幸之助のように働けばいい。

ただ、それだけ、です。


すなわち、初恋の芽を摘まなければ良いのです。

逆に、初恋の芽を摘む人は、欲しいのに行動しなかったり、欲しいのに否定したり、欲しいのに無かったことにしたりして、でも、その欲しいという嫉妬だけは残っているので、それを正当化するために、おかしなことをやりはじめるのです。

そうして、何もしないで、嫉妬や後悔だけして、一度しかない人生を棒に振ってしまいます。


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自分は偏差値が40。

自分は高卒だ。

自分はお金が無い。


だから、何だと言うのでしょう。

大金持ちになった松下幸之助より、スタート時点で、恵まれています。

だから、誰でもチャンスはあるのです。

いまがどんな状態でも、チャンスはあるのです。

なぜなら、大金持ちになった松下幸之助より、スタート時点で、恵まれているからです。


誰だって、塀の中に数年居たホリエモンより、塀の外に数年居られた一般人の方が、チャンスがあるのは、わかるでしょう。

でも、実際は、塀の中に数年居たホリエモンが、痩せたり、読書したり、事業計画を考えたりして、パワーアップして出て来て、塀の外に数年居られた一般人の方が、太って、何もせず、何も考えず、パワーダウンしてしまいました。


これって、本来、おかしいのです。

何故なら、堀の外に出ている人の方が、圧倒的に有利だから、です。


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松下幸之助、ホリエモンなどの圧倒的に不利な状況からのパワーアップと、一般人の圧倒的に有利な状態からのパワーダウン。

これは何を意味するかと言えば、圧倒的に有利な状況にいても、人はいくらでも言い訳を思いついて、自分自身を正当化してしまう、ということです。

しかし、そういう人は、自分がやらないことによって、見事に自滅してしまいます。

なぜなら、「不幸になるには何もしないだけでいい」からです。

他人や環境ではなく、自分がやらないことによって自滅する。

そういう人は、幸せにならない。

それは、ニートや引きこもり、働こうとしない人を見れば、わかるでしょう。


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人にはスゴい潜在能力があります。

そして、日本は、ものすごく恵まれています。

スポーツ界を見ても、それを証明するような新人が、どんどん出ています。

いま松下幸之助や、本田宗一郎のように、猛烈に働けば、何でも成功、間違い無しでしょう。

ホリエモンがまさに良い例です。


勉強で言えば、偏差値が40の人でも、猛烈に勉強すれば、有名大学に入れるようなものです。


後は、「初恋の芽を摘むか、詰まないか」です。

やりたいことがある、なりたいものがある、手に入れたいものがある。

そうは言っても大変そうだという今の現状から考えて、やらずに諦めるか、

今は出来ないけれども、やれるところまでとことんやってみるか、です。


選択のヒントは、「不幸になるには何もしないだけでいい」にあります。


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