
よく「警察は何かあってからでないと動かない」と批判されることがあります。
それは、警察は既に起こった事件を捜査して犯人を捕まえる機関なのですから、ある程度は、仕方がありません。
言ってみれば、消防車が、燃えてからでないと動かないようなものです。
一方、人間は、何か無くても、動いて良いのです。
しかし、動く人は、とても少ない。
他人が動かないのは批判しても、自分が動かないのは批判しないのです。
人が亡くなると花束を贈るような人でさえ、
人が生きているうちは花を贈らないのです。
そして、亡くなってから、手遅れになってから、
生前には贈らなかったような花束を贈るのです。
