貴重 or 余計 な時間 | プラクティス

貴重 or 余計 な時間

ミレー【晩鐘】

余計なものをどんどん増やして、その自重に押しつぶされている人が、増えています。

物で言えば、捨てられない症候群などですが、ここで言う話は物ではなく、情報です。

現代人は、情報が大好きですが、その情報がかえって、自分の人生を不幸にしていることには、意外と無頓着なのです。


実際、自分とはまったく関係ない、知る必要の無いことを知っておかしくなっている人は、とても多くなっています。


そして、自分にとって、とても関係のある知る必要のあることを知る機会を失っているのです。


先日、金切り声のような、けたたましい声で泣く赤ちゃんが居て、何事かと思って見ると、父親はゲーム、母親はスマホに夢中で、赤ちゃんに目をやらないのです。だから、赤ちゃんの声がどんどんエスカレートして、泣き声というより、悲鳴に近くなっているのです。

もちろん、これは稀な例だとは思いますが、昔と比べて、こういう傾向にある親子はとても増えたでしょう。

これは、自分にとって知らなくても困らないことを知って、自分にとって、とても関係のある知る必要のあることを知る機会を失っている、ひとつの事例です。

実際には、こういうことが多種多様なことで起こっていて、情報が増えたことによって幸せになっているようでありながら、それ以上に貴重な時間を失っている、かもしれないのです。

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