バタフライ 泳ぎ方
バタフライが、あまりにも簡単に出来てしまったが故に、バタフライって誰でも簡単に出来るのではないかと勘違いしてしまう人向けに書いておきます。
以下は、ほぼ毎日、バタフライを泳ぎ込んで半年経った男性の動画です。
動画を見てもらえば素人でもわかるように、あまり優雅ではありません。
しかし、この人は、大人になって始めた人の中では、どちらかと言えば上手な方かもしれません。
実際、スイミングスクールなどでは、最初にクロールと背泳ぎを3ヶ月間くらいして、次に平泳ぎとバタフライを3ヶ月間くらいして、この人と同じくらいになるのが平均だからです。
むしろ、力に頼ろうとしていないだけ、力任せにやろうとするバタフライより良いと言えるでしょう。
でも、優雅ではないのです。
それは、何が違うのでしょう。
以下の動画をご覧ください。
この動画では、入水した後に、腰より頭の方が下になって、その時のストリームライン(けのび)で、スー、スーと進んでいます。
一方、上の動画は、入水した後に、ストリームライン(けのび)が形成される(腰より頭の方が下になる)前に、もう上にあがろうとしてしまっているのです。
これは、クロールでの伸びをしない、平泳ぎでの伸びをしない、背泳ぎでの伸びをしないのと一緒で、ストリームライン(けのび)という一番進む状態の時間を無くしているのです。
なので、スー、スーと進まないで、腕と足の力に頼った泳ぎ方になってしまっているのです。
この解決方法は簡単で、平泳ぎのように、もっと下を向いている時間を長くして、しっかりストリームライン(けのび)の時間をとることです。
そうやって前に体重移動をすることで、進むようになりますし、腰より頭の方が下になる時間をとることで、うねりも自然に出来てくるでしょう。

・重要なポイント
オリンピックの北島康介選手を見れば分かるように、平泳ぎは、けのびの時にいちばん進みます。
キックは、その原動力にすぎません。
たとえるなら、全力で走る時に、目の前に傘を広げながら走るのと、傘を閉じて走るのでは、どちらが速いかという話なのです。
おそらく、傘を広げながらの100%の全力疾走と、傘を閉じながらの80%の疾走では、後者が勝つでしょう。
何故でしょうか。
アホみたいに簡単な理由ですが、あえて説明すると、スピードがあればあっただけ抵抗も大きくなるからです。
だから、スポーツカーは、車高が低いのです。
これが同じエンジンを積んでいても、バスみたいな車体だったら、風の抵抗をもろに受けて遅くなってしまうのです。
さて、これを踏まえて、風の抵抗と水の抵抗、どちらがより抵抗があるでしょう。
言うまでもなく、水です。
その水の中を進む時に、もっとも抵抗の少ない姿勢が、ストリームライン(けのび)なのです。
ですから、進む時は、いかにその時間を長くするか、なのです。
嘘だと思ったら、最初のスタートの時にストリームライン(けのび)ではなく、いきなり泳ぎ始めてみれば分かります。
ストリームライン(けのび)の時間を少なくすることで、かえって遅くなってしまうでしょう。
だから、水泳の大会では、誰もがいきなりスタート地点から泳ぎ始めないのです。
つまり、ストリームライン(けのび)は速いのです。
逆に、ストリームライン(けのび)を使わないと、いくら高性能エンジンを積んでも遅いのです。
スポーツカーのエンジンを積んだバスのように、回転数を上げる割には、進まなくなってしまうのです。
このスポーツカーのスピードを上げるには、どうしたら良いでしょう。
言うまでもなく、車高を低くして、抵抗を抑えることです。
そして、これは、バタフライでも一緒です。
何故なら、同じ水の中だからです。
手の形や、足の動きなどに拘って、この肝心なことを忘れてしまうと、やってもやっても上手にならない悪循環に陥ってしまうのです。
バスの車体を何とかしないで、エンジンの回転数(水泳で言うとバタ足を鍛える)というやり方は、競泳の選手になるなら良いですが、そうでない場合は、避けた方が懸命で、まず抵抗を無くすことから考えた方が、スイスイ上達していくのです。

以下は、ほぼ毎日、バタフライを泳ぎ込んで半年経った男性の動画です。
動画を見てもらえば素人でもわかるように、あまり優雅ではありません。
しかし、この人は、大人になって始めた人の中では、どちらかと言えば上手な方かもしれません。
実際、スイミングスクールなどでは、最初にクロールと背泳ぎを3ヶ月間くらいして、次に平泳ぎとバタフライを3ヶ月間くらいして、この人と同じくらいになるのが平均だからです。
むしろ、力に頼ろうとしていないだけ、力任せにやろうとするバタフライより良いと言えるでしょう。
でも、優雅ではないのです。
それは、何が違うのでしょう。
以下の動画をご覧ください。
この動画では、入水した後に、腰より頭の方が下になって、その時のストリームライン(けのび)で、スー、スーと進んでいます。
一方、上の動画は、入水した後に、ストリームライン(けのび)が形成される(腰より頭の方が下になる)前に、もう上にあがろうとしてしまっているのです。
これは、クロールでの伸びをしない、平泳ぎでの伸びをしない、背泳ぎでの伸びをしないのと一緒で、ストリームライン(けのび)という一番進む状態の時間を無くしているのです。
なので、スー、スーと進まないで、腕と足の力に頼った泳ぎ方になってしまっているのです。
この解決方法は簡単で、平泳ぎのように、もっと下を向いている時間を長くして、しっかりストリームライン(けのび)の時間をとることです。
そうやって前に体重移動をすることで、進むようになりますし、腰より頭の方が下になる時間をとることで、うねりも自然に出来てくるでしょう。

・重要なポイント
オリンピックの北島康介選手を見れば分かるように、平泳ぎは、けのびの時にいちばん進みます。
キックは、その原動力にすぎません。
たとえるなら、全力で走る時に、目の前に傘を広げながら走るのと、傘を閉じて走るのでは、どちらが速いかという話なのです。
おそらく、傘を広げながらの100%の全力疾走と、傘を閉じながらの80%の疾走では、後者が勝つでしょう。
何故でしょうか。
アホみたいに簡単な理由ですが、あえて説明すると、スピードがあればあっただけ抵抗も大きくなるからです。
だから、スポーツカーは、車高が低いのです。
これが同じエンジンを積んでいても、バスみたいな車体だったら、風の抵抗をもろに受けて遅くなってしまうのです。
さて、これを踏まえて、風の抵抗と水の抵抗、どちらがより抵抗があるでしょう。
言うまでもなく、水です。
その水の中を進む時に、もっとも抵抗の少ない姿勢が、ストリームライン(けのび)なのです。
ですから、進む時は、いかにその時間を長くするか、なのです。
嘘だと思ったら、最初のスタートの時にストリームライン(けのび)ではなく、いきなり泳ぎ始めてみれば分かります。
ストリームライン(けのび)の時間を少なくすることで、かえって遅くなってしまうでしょう。
だから、水泳の大会では、誰もがいきなりスタート地点から泳ぎ始めないのです。
つまり、ストリームライン(けのび)は速いのです。
逆に、ストリームライン(けのび)を使わないと、いくら高性能エンジンを積んでも遅いのです。
スポーツカーのエンジンを積んだバスのように、回転数を上げる割には、進まなくなってしまうのです。
このスポーツカーのスピードを上げるには、どうしたら良いでしょう。
言うまでもなく、車高を低くして、抵抗を抑えることです。
そして、これは、バタフライでも一緒です。
何故なら、同じ水の中だからです。
手の形や、足の動きなどに拘って、この肝心なことを忘れてしまうと、やってもやっても上手にならない悪循環に陥ってしまうのです。
バスの車体を何とかしないで、エンジンの回転数(水泳で言うとバタ足を鍛える)というやり方は、競泳の選手になるなら良いですが、そうでない場合は、避けた方が懸命で、まず抵抗を無くすことから考えた方が、スイスイ上達していくのです。
