相談したい女性たちの苦悩 | プラクティス

相談したい女性たちの苦悩

最近、感じる「相談したい女性たちの苦悩」の話。




大人の女性が何かを相談したい時、一体、何処へ行けば良いのでしょうか。


まず思い浮かぶのが友達ですが、友達は同レベルのことが多いものです。

学生時代の友達は、同じ学力レベルだから、友達になれたのです。

たとえば、勉強で悩んでいると友達も勉強で悩んでいる。

恋人が居なくて悩んでいると、友達も恋人が居なくて悩んでいる。

これで、相談しても、堂々巡りになって苦悩が解決しないのです。

また、友達が少なかったり、頼りにならなかったら、相談することさえ出来ません。


ネットでは、さまざまな「悪質な情報」があります。

「悪質な情報」とは、この方法で彼をゲット、とか、ネットワークビジネスとか、ネットのスキルでお金持ちみたいな話です。

こういう落とし穴や、甘い誘惑に引っかかってしまう人も多い。


かと言って、一人で抱え込むと、病んでしまいます。

病みそうな時に、精神科に行ったら薬漬けにされそうですし、ネットに書き込んだら甘えるなと叩かれたり、スピリチュアルからの勧誘が来たりします。


親は、昔と今の経済状況がぜんぜん違うのに、親がやってきたことをしろと無理強いしてきます。


そして、職場と旧友の人間関係しかなく、職場では職場の悩みは話せないし、旧友には違う職場なので職場のことが理解されない。

そこで、合コンなどへ参加しても、話が出来ない異性ばかり。

若い頃は、若さで付き合えても、年をとるとそうもいかない。しかも、目ぼしい人は結婚している。

占いや、風水などにハマれるほど頭が弱くもなく、それらがまったく必要ないほど強くもない。


自己啓発書を読んでも、「お金持ち=成功者」というのにしっくりこない。

また、男性が書いているものと、それにうまく取り入った女性が、本を書いていることが多く、それらは男性社会でいかに成功するかと言う話で、結局、女性が男性みたいになれという話。

それ以外は、掃除やメイクやパワーストーンで開運みたいなトンデモ本。

これでうまく騙されればある意味、幸せなのですが、そこまで馬鹿になれない。


どれも違うでしょうと思いながらも、周りがそう言っているのだから、間違っているのは自分かもしれない。


こうして、ただ前向きに、とか、ともかく明るくしようとかして、バーンアウト(燃え尽きて)しまう女性が、増えているように見えます。

おそらく、昨今のマツコデラックスや向井理が、もてはやされている理由は、こういう女性の相談したいという心の叫びを叶えてくれそうだから、でしょう。

それくらい女性が相談したい相手が、少なくなってきているのです。

これは、逆に言えば、女性が賢くなったので、そこらの男性では相談者に足り得なくなったということでもあります。


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現代の女性は、このアニメに出てくる女性のように苦悩( 1:30~)している人が多いのです。