人から見てもらえる何かを作る | プラクティス

人から見てもらえる何かを作る

人から見てもらえる何かを作る。


勉強でも、運動でも、仕事でも、成功とは「人から見てもらえる何かを作る」ことです。


「人から見てもらえる何かが無い」と言う人が沢山いますが、そんなのは誰だって最初は無いのです。

イチローは天才だから、生まれながらにして、ヒットを量産できた訳ではありません。

苫米地博士は天才だから、勉強をしないで、博士号をとった訳でもありません。

ホリエモンは天才だから、仕事をしないで、会社を上場させた訳でもありません。


必ず、「人から見てもらえる何か」を長時間かけて、作り上げたのです。


勉強だったら、受験生は、人から見てわかる点数をとるために何百日も勉強します。

運動だったら、アスリートは、人から見てもらえるプレーをするために何百日も練習します。


本田総一郎なら、代表的なのは、カブというバイクでしょう。

スティーブジョブスなら、iMac、iPod、iPhone、などです。

鳥山明なら、ドラゴンボールですし、村上春樹なら、1Q84でしょう。

天才と言われるような人でさえ、作り上げるのに何百日もかかっているのです。


で、ここからが大変重要なポイントです。


人生は、「人から見てもらえる何か」を作れば成功です。

ですから、その逆に、ただ指を咥えて見ている側になってしまうと、失敗なのです。


たとえば、20代の10年間を、AKB48や、ゲーム画面や、パチンコの台を見続ければ、その人生はどうなるかという話です。

その間に、ある人は、同じ時間を使って、勉強をして周りに一目おかれたり、運動をして異性から見られたり、仕事を仕上げてお客さんから注目されたり、着々と成功していくのです。


勉強とは、「人から見てもらえる点数」を作ることです。

運動とは、「人から見てもらえるフォーム」を作ることです。

仕事とは、「人から見てもらえる物」を作ることです。


全部、作るのです。


秘密のノウハウで、1カ月で東大合格とか、1カ月で国体出場とか、1カ月でiMac完成とか、そういうことは、ありません、ありません、有り得ません。

どれも、長い時間をかけて、作るのです。


確かに、見るのは楽なのです。

アメーバでも、芸能人のブログのアクセスは異常です。

自己啓発書を見るのも楽。TVを見るのも楽。携帯画面を見るのも楽です。

でも、先に言った、20代の10年間を、AKB48や、ゲーム画面や、パチンコの台を見続けてしまった人の話を思い出してみてください。


確かに、その時は楽しいでしょう。

でも、その後に、何が残っているでしょうか。


人生、楽しく生きるのは、思いのほか簡単です。

学校で言うなら、毎日、勉強せずに友達と遊んでいれば良いのです。

彼や、彼女を作って、永久の愛とか言ってれば、その時はハッピーです。


でも、その後、どうなるでしょうか。


基礎がなければ、

「人から見てもらえる点数」をとることも、

「人から見てもらえるフォーム」をすることも、

「人から見てもらえる物」を作ることも出来ないのです。


ここでは、あなたが逆の立場になって考えてみてください。

アイススケートの学校を出た生徒が、

ろくにジャンプも出来ない、

フォームはぐちゃぐちゃ、

演技は最悪で見るにたえない。


その場合、

その人の演技を見るのに、お金を払いますか。

その人のスポンサーになりますか。

その生徒が、月に20万円は欲しいとか言い出したら、何て言いますか。


こういう、他人が作ったケーキには辛辣なコメントと渋ったお金しか出さないのに、自分はそのケーキよりマズイものを作っておいてお金はもっと欲しいとか言う人が、少なからず居ます。

一体、どういう神経しているのでしょう。


それより何より先にやることがあるだろうという話です。


最近では、先に褒めてもらいたがる大人が激増していますが、たとえば、その人が料理人で、その人が作った料理が美味いなら誰だって褒めるのです。

それを料理を作る前に褒めろとか、料理を作っている途中も褒めろとか、たとえ料理がいまいちでも褒めろとか、相手を馬鹿にしすぎています。

これって、ともかく自分を受け入れてくれと主張するストーカーと変わりありません。

アイススケートの例でもそうですが、出来てないのに褒めて欲しいって、こういうことです。




嬉しいですか、これ。



アイススケートの学校を出た生徒が、

ろくにジャンプも出来ない、

フォームはぐちゃぐちゃ、

演技は最悪で見るにたえない。

それでも応援されたいという願望を強引に叶えてあげるならば、こんな風になるでしょう。


自分自身でさえ金を払わないようなものを、喜んで見て欲しいって、こういうことです。


で、下手な時から褒めて欲しいが叶わず、転職を繰り返すのです。

こういう人が、アイススケートからスピードスケートに転向しようが、漫画家になろうが、何になっても無駄です。

何故なら、下手な時から、褒めてもらおうとするから、です。

それって、マズイ物を食わせておいて、美味いと言わせようとするようなものです。

それが許されるのは、ラブラブの時のカップルくらいなものでしょう。

でも、長くは続きません。

マズイ物は、マズイから、です。


マズイのに褒めてもらおうとするのは、性根が腐っています。

褒めてもらいたいのなら、美味い物を作るのが先です。


まず、「人から見てもらえる物」を長時間かけて作る。

それが良かったら、褒めてもらえるのです。


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