左手は他人のために 右手は自分のために | プラクティス

左手は他人のために 右手は自分のために

夢のある大人になるのに、必要なこと。

それは、「左手は他人のために、右手は自分のために」です。

10代、20代は、自分のことをするので精一杯でしょうから自分のために両手を使ってもかまいません。

でも、30代以降になっても、まだ、自分のために両手を使うのは…。

 自己中心的で周りが見えていない、か。

 周りが見えても手助けしない冷たい人間、か。

 強くなるのを避けて弱いままなので、まだ自分のことしか出来ないか。

 弱者を見下す畜生のような性格、か。

 得にならないことはしない計算高い大人、か。

ま~、どれにしても、人を思いやる気持ちがありません。


こういう人は、「若さ」だけに頼って生きているので、「若さ」が無くなった途端に、全てを失います。

困った人を助けない人間は、自分が困った時に誰も助けてくれないからです。


会社で、かなりの地位まで上りつめようとも、

若い頃、かなりモテたとしても、

その地位や美貌を失ったら、何も残らない人がけっこういます。


スポーツ選手でも、芸能人でも、それで絶望して自ら命を絶つ人が絶えません。


それは、両手を自分のためだけに使ってきた人に、やたら多いのです。

自己中心的な行動を、若さで許されてきた人が、それが許されなくなると、子供が駄々をこねるように、おかしくなってしまうのです。

病的になってしまう女優さんなんかも、このケースが多かったりします。


それとは逆に、30代以降になっても伸びる人がいます。

それは、「左手は他人のために、右手は自分のために」が出来ている人です。

ごく稀に20代からこれが出来てる人がいますが、そういう人は20代から頭角を現します。

出世したり、リーダーになるようなこの素質が絶対に必要だからです。

スキルだけで、両手を自分のためだけに使おうとする人は、いくらスキルが周りよりちょっと出来たとしても、しょせん両手を使わなきゃ出来ないんだと見なされて、どんどん相手にされなくなっていきます。


プロスポーツだって、30代に必要なのは、リーダーとか、後進の育成とか、そういうのなのです。

両手で全力でやりたいみたいな甘えは通用しません。

自分勝手な人が、人に構わずやりたいと願えば、そのうち「じゃ~勝手にすれば」と言われて、一人ぼっちになるのです。

夫婦なら離婚ですし、会社ならリストラで、スポーツなら解雇です。


人に構わずやりたいという願いは、人に構われなくなるという形で叶うのです。


自分自身に両手を使うって、そういうことです。

子供にしても、恋人にしても、部下にしても、片手が使えなくなるからと、手を差し伸べなければ、去っていくのです。

そして、自分のことしか考えなかったが故に、気が付くと1人になってたりするのです。

でも、仕方がありません。


人に構わずやりたいという願いは、人に構われなくなるという形で叶うのですから。


このように、両手を使ってしまう独りよがりな夢は、年をとってから、本当に危険です。

こうならないために必要なこと。

それが、「左手は他人のために、右手は自分のために」なのです。


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