『動物農場 1Q84の原点』

「しっかり勉強をしたい」という人がいたので、

「ちゃんとしたこと」が書いてある不朽の名作を紹介します。

動物農場 (角川文庫)

￥500
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短編集で薄い本なので、ふだん活字に触れていない人でも気軽に読めます。

何より面白く、ぐいぐい引き込まれていくので、活字から遠ざかっている人でも楽しめます。

そして、読む前と読んだ後の自分、裏を返せば世界が違って見えることに驚くでしょう。

陳腐な言い方で言えば、目からうろこが落ちる１冊です。

そして、この本は、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』で世間を騒がしている村上春樹氏の『1Q84』の原点の１冊でもあります。

村上春樹氏に多大なる影響を与えたのが、『動物農場』の作者、ジョージ・オーウェルであり、その彼の作品『一九八四年』をリスペクトして生れたのが、『1Q84』なのです。

『1Q84』という不思議なタイトルは、これから来ているのです。
（一九八四年　→　１９８４　→　１Ｑ８４）

そして、『一九八四年』の元になったものが『動物農場』であり、故に、『動物農場』はものすごく濃縮されたエッセンスが詰まっています。

何と言っても、それがたったの５００円ですから、まず、『動物農場』を読み、さらに勉強（と言っても楽しいのですが）したい人は、『一九八四年』、『1Q84』を読み進めていくと良いでしょう。

英語が読める人は、『1984 (Signet Classics)』をダイレクトに読む方が、かえって読みやすいでしょう。英語の勉強にもなります。

一九八四年 (ハヤカワepi文庫)