臆病風が吹く | プラクティス

臆病風が吹く

臆病風とは、何でしょうか。

それは、暖房のきいた部屋の空気の入れ替えです。

新しい空気を入れると、臆病風が吹くのです。


で、実際、縁のある人には、新しい空気を入れたりしています。

笑顔で、窓全開。
≧(´▽`)≦


すると、どうなるでしょう。

臆病風とは、暖房のきいた部屋に、冷たい空気を入れることです。

冷気を入れるので、寒くなります。

すると、窓を開けられた人は「なんてことをするんだ」と敵意を持ったりするのです。

良くても「え~~~」と不満を言ったりします。

酷いのになると、空気がよどんでいるのに、すぐ窓を閉めてしまいます。


学校でも、家でも、暖房のきいた部屋の空気の入れ替えをする人に、

「私の健康を考えて換気してくれてありがとう」と感謝の言葉を言う人は、100人に1人もいないでしょう。

だいたいは、「寒い! ヤダ! 酷いことしないで!」という扱いです。


先生は、親は、子供のことを考えてやる割に、全然感謝されないのです。

それどころか悪く言われたりします。

そして、大人になると、その先生、親に当たる人が、ほぼ皆無になってしまいます。

こうなると、よどんだ空気の中で、徐々に汚染され、制御不能になってしまうのです。


制御不能とはどういう状態かと言うと、自分で、自分に必要なことが出来なくなってしまう状態です。

頭でわかっていても、体が動かなくなるのです。

その極端な例が、練炭自殺です。

練炭自殺は、空気の流れが良いところでは、絶対に起きません。

狭い世界で、外との交流がなく、よどんだ空気の中に居続けるから、次第に体が言うことをきかなくなり、ついには力が入らなくなり、自分という世界が終わってしまうのです。


先生や、親がいるうちはまだ良いですが、それらが居なくなったり、居ても「窓開けんな」みたいに逆ギレすると、もう空気の入れ替えが行われることはなくなってしまうのです。

まさに、自殺行為と言えます。


もしかしたら、これは他人事だと思われるかもしれません。

でも、この前ソニーが大規模なリストラを発表して、そのソニーという小さな世界にいた人たちは、やっぱり外への窓を開けられずに、右往左往しているのです。

一流大学を出て、一流企業に入った人でも、空気の入れ替えには臆病風が吹いて、はやく窓を閉めて、もとのあたたかい部屋に居たいと、子供の様に泣いたりするのです。


これは、ず~っと換気をしない部屋にいたせいで、外気が寒くて寒くてたまらない弱い体質になってしまったのです。

弱い体質で、強い体質の会社が作れる訳がないのです。

でも、弱い体質になってしまった人は、寒い中で走って強い体質になるのではなく、弱い体質のまま生きていきたいと願うのです。

しかし、弱い体質で、強い体質の会社が作れる訳がない。

この事実は、揺らぎません。


ソニーでさえ、こうなのですから、他の会社は言わずもがなでしょう。


人はすぐ暖房のきいた部屋に安住しようとします。

しかし、そうすると、ペットのように弱ってしまって、自分でエサをとることが出来なくなってしまうのです。

仕事はいわば、エサをとってくるのが仕事なのに、その仕事ができない人が会社にあふれかえる結果になってしまうのです。

仕事は、暖房のきいた部屋の外にあるのに、暖房のきいた部屋の中でなんとかしようとするのです。

獲物は、外にいるのに、中でなんとかしよう。

作物は、外で実るのに、中でなんとかしよう。

巣籠りして、エサがあっちからこないかなって、来ないのです。


これは、悪口でも、厳しいことでも何でもなくて、事実です。

それに対して泣き言を言う動物は人間だけで、他の動物はちゃんと巣の外へ出て、自分で自分のエサをとっているのです。


だから、外に出ることです。

それも、今までの自分から外へ出ることです。

窓を開けた途端、臆病風が吹きますが、負けずに出ることです。


輝く未来は現状の外にしかないのですから。


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