それは後で思い出せるか

それは後で思い出せますか。
たとえば、試験のために一夜漬けして、その時だけ覚えていても、3日後、3か月後に思い出せないのであれば、それはまったく実力になっていません。
実力にならないことを一生懸命にやっても、実力にならないのです。
これは大事なことなので、繰り返します。
実力にならないことを一生懸命にやっても、実力にならないのです。
では、実力になるものとは何でしょう。
それは机上の勉強ではなく、行動することです。
自転車のパーツの名前は思い出せなくなっても、自転車に乗ることは1度覚えたら忘れないのです。
どちらが実社会で有益かは、言うまでもないでしょう。
たとえば大学や専門学校なんて、1年で100万円とか、かかります。
さらに時間も費やす訳です。
その時に、どれだけ後で思い出せるものを残せるか、が重要なのです。
残念ながら、この視点を持っている人は、ごくごく少数です。
そのほとんどが、履歴書の1行を埋めるために100から400万円を支払っているのが本当のところでしょう。
親だって、子だって、履歴書の1行が欲しいだけですから、入学、卒業さえ出来れば後はどうでも良いと考えるのです。
そして、入学、あるいは、卒業したら忘れる知識を詰め込んで、勉強した気になって喜んでいるのです。
で、それが済んだら忘れてしまって、思い出せない。
言うまでも無く、後で思い出せない知識など知識ではありません。
それは、入れたら最後、払い戻しができないATMにお金を入れるようなものだからです。

