静岡ヒストリーツアー 7 駿府城 | 精神世界の鉄人のブログ

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島田市の「智満寺」の後、次は、藤枝市の近くにある、巨石群を見に行きました。


しかし、ここでは、道に迷ってしまい、目的地まで、辿り着けませんでした。

こんなことも、あるんですねー



気を取り直して、Iさん、Kさん、私の3人は、焼津市に、ランチを食べに行きました。


焼津市を訪れるのは、2回目ですが、ここの刺身が美味しくて、毎回感動します。

「魚は、日本海側が、美味しい」

という固定観念が、それまであったのですが、焼津市の刺身を食べて、

「太平洋側の魚も、同じくらい美味しい」

という認識に変わりました。

何事も体験ですね。




さて、その後、今回の旅の最終目的地である、「駿府城」に行きました。

ここは、最近のマイブームで、特に興味をもって調べている人物、「徳川家康」が、終の棲家に選んだ場所なのです。



去年、面白い本を読みました。


○「日本史の謎は「地形」で解ける」 竹村公太郎 著 PHP文庫


この本は、歴史好きな方には、超オススメです。

視点が、今までの歴史の解説本と、まったく違います。

まさに、パラダイムシフトです!

作者の竹村先生は、土木工事の専門家だそうです。

その中でも、ダム工事などを多く手掛けた、「地形」の専門家です。

その地形のプロが、歴史を見たら、違う解釈が、たくさん浮かんできたそうです。



通常、歴史を解釈する場合、どうしても、「人物」に目がいきます。

歴史上の人物の性格や思惑、それから、その人物を取り囲む人間関係から、その当時の状況を、推測するのですが、それらのほとんどが、「主観」です。

「この人は、こう思ったから、こういう行動をしたんじゃないかな?」

こんなかんじですね。

しかし、このやり方では、どれくらい正しいのか、誰も、判断できません。


それが、「地形」というインフラに、焦点を当てると、それは、「客観性」を、もちはじめるのです。

「演劇」で言えば、「歴史」という演劇の中で、それまでは、「登場人物」だけを見ていたのが、「舞台セット」も、観察するようになったら、その「演劇」が、さらに面白く感じることができるようになったということです。


この本は、何冊か、シリーズ化されていますが、その中の「環境・民族篇」の中に、「駿府城」の話が、出てきたのです。

「なぜ、家康は、駿府城を、終の棲家にしたのか?」

というテーマを、地形学的に、徹底的に考察していました。


それまでは、

「幼い頃住んでいた場所だから、懐かしかったのではないか?」

「晩年を、静岡という温暖な気候の地で、穏やかにすごしたかったからではないか?」

などと、家康の性格や思惑などから、推察した話が、多かったのですが、竹村先生は、

「家康が、ここを住処に選んだのは、駿府が、完璧な防御ができる地形だったから」

ということを、見抜いたのです。


簡単に説明すると、「駿府」という土地は、陸地側も、比較的険しい山地があり、また、東海道でも、人が歩きにくい場所だったのです。

つまり、陸からの攻撃にも、完璧な守りができる地形だったのです。


さらに、海側が、「遠浅の海岸」だったのです。

「遠浅の海岸」というのは、攻める側の敵からすると、最悪の立地条件らしいです。

「岸壁」で、港があり、深い海であれば、大きな船を、接岸することができますが、遠浅の場合、遠くの沖で、いったん、大きな船を、錨で停泊させ、小舟で岸辺に向かわなくてはいけません。

そこから、兵隊たちが、海に飛び降りるのですが、1メートルほどの水深であれば、とても歩きにくく、守っている敵兵から、弓矢で、攻撃されほうだいになります。

しかも、海から上陸しても、海水で濡れ鼠になっており、衣服や鎧が重くて、戦える状態ではありません。

守る側からすると、最高の立地条件なのです。


家康は、それに気が付いたのです。

「駿河という土地は、日本で一番防御に向いている場所である」

こう思ったのです。


ちなみに、家康よりも先に、関西から、関東の鎌倉に、拠点を移したのは、ご存知、源頼朝ですが、この「鎌倉」という場所も、陸地が険しく、遠浅の海岸という立地条件で、完璧な守りができる土地だったようです。

家康は、頼朝の真似をしていたようです。

当時、多くの武将が、「関西」を拠点にすることばかり考えていたのに対し、家康と頼朝の二人だけが、「関東」の地形的な有利に、気が付いていたようです。

どうですか?

歴史を、地形から判断すると、面白いでしょう。




駿府城を訪れた時の写真です。


入口は、お城のような形跡が残っていますが、場内は、現在、公園になっていて、あまり、お城っぽくないです。



入り口付近の塀と堀です。

後ろの大きなビルは、静岡県庁だそうです。


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橋と城門です。


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入口の城門です。


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城門を、場内から見た写真です。


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公園内は、とても広いです。


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とうとう会えました。

憧れの徳川家康です。

「鷹狩り」をしている銅像だと思いますが、この鷹狩りも、遊んでいるふりをして、実は、いろいろな土地の地形を、隠れて調査していたそうです。

凄いですねー

こういう権力者って、無駄なことは、一切やらないんですよねー


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家康の銅像の前で、記念撮影です。

体型は、似てるかな?(笑)


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次回、「静岡ヒストリーツアー」、フィナーレです。





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