癌の闘病生活から社会復帰し

それまで通りの生活に慣れてきた頃

どうしようもないほど


自由になりたい!!!

という心の叫びがあった。





その叫びに耐えきれなくなり、

私は会社を辞めるという選択をした。






そこから私は、ひたすら自由を求めた。



私らしさを求めた。



その挙げ句、迷子になって、まったく私らしくない事まで沢山やった。





何処にも行き着かなかった。





途中で、縛っていたのは私自身だと気づいたが


私から自由になることが出来なかった。







最近になって

やっと

何処にも辿り着かない旅なのだと知った。





私が私を縛っていたのは


手放すのが怖くて、 

ぎゅっと握りしめて、私を手放さなかったのだと知った。







作用、反作用。






自由を目指せば目指すほどに

不自由を感じてしまうという

どうしようもない矛盾。






絶望の先にしかない、希望。