熱田神宮が怪しい…、そう睨んだ私の勘は当たった!
天皇を祟ったという記録が残る草薙の剣。
その御神体を祀る熱田神宮。
熱田の神を祀るのは、地元の尾張氏である。
この先祖を辿ると、なんと、ニニギノミコトにたどり着く!
ニニギノミコトと言えば、草薙の剣の元持ち主でもある。
神武東征よりも前の時代に、剣を持って天孫降臨した神様だ。
そして、あの箸墓古墳に埋葬されているモモソヒメ、つまりは、ヒミコとも繋がる家系なのだ!
そう、
皇室にとっての祟り神となり、伊勢神宮に祀ることになったというあのモモソヒメ=ヒミコと同じく、ニニギノミコトを祖とする。
そして、ニニギノミコトの妻でる木花咲耶姫が、神の子であることを証明するために火を放った小屋で生まれた子供である天火明命が尾張の祖と言われる。
すると『熱田』という神社の名前も、『火』で繋がってくる!
元熱田と呼ばれる神社があるのも『火上山』だ。
実は、ヤマトタケルには妻は何人もいる。
夫婦で祀られているから縁起が良いと結婚式を挙げた人も多いかも知れないが、もしかしたら本妻では無いかも知れない…
もしかしたら、本妻どころか、妻でもなかった可能性すらある…
では、何故、ヤマトタケルが尾張のミヤズヒメに大切な剣を預けたのか、
それは…
愛していたから…とかではなくて、元々の持ち主の血縁者であることと、ミヤズヒメが巫女だったからではないかと思うのだ。
御神鏡と同じく、剣の祟りをおそれていた皇室。
その剣を祀り、祟りを鎮めるために一番相応しい場所とは、祟られるような事をした相手の家系だと考えた。
そして、ヒミコの血縁ならば、このミヤズヒメも巫女だった可能性が高い。
そのために選ばれ、祟りを鎮めるために預かったのだ。
そう考えると、草薙の剣にヤマトタケルの御霊が宿るわけはないのは当然だ。
祟りを鎮めるための祈りを捧げる対象ならば、表向きは『アマテラスの御霊』となってもおかしくない。
それは、伊勢神宮と同じ構図だ。
熱田の地は、本来、地元の豪族である尾張氏や、その祖であるニニギノミコトを祀る場所。
しかし、尾張氏の祖の名前はあるが、ニニギノミコトの名はない。
この辺も気になるところ。
さて、色々書いてきましたが…、
そもそもヤマトタケルは存在してない!とか、本当にたくさんの説があります。
その中の一部の説からの私の謎解き遊びですのでご了承下さい