伊勢神宮とは、どんな場所なのか?
そんな都市伝説的なところからスタートした、神話と歴史の旅。
あまりにも奥が深く、複雑です。
調べれば調べるほど、全く違う情報が現れる。
基本的な知識が欠落していることもあり、故意に一部だけを切り取った情報を鵜呑みにしてしまう。
えっ?これ、違ってたんだ…。
何度も、何度もそれを繰り返す。
しっかりと調べたい気持ちから『正解』探しになってきて、自分が疲れていることに気づきました。
疲れるとは憑かれる。
正しさに憑かれていました。
正しさとは、その反対を否定することです。
それこそが分断を呼び『魔』を呼びます。
古事記や日本書紀を現代語訳する時に、そこには訳者の『色』が付きます。
訳者の色の違いで、様々な解釈が生まれるのです。
さらに、読み手の色がそこに加わり、別の色が生まれ…。
読み手の色で変化してしまうからには、書かれたものが読まれた時点で、もう何処にも『正しさ』などありません。
私にも私の色があり、さらに、その時々で私の色は変化します。
『神話』とは、そもそも人の作った物語。
つまりは、全てが『ウソ』であり、作者が意図した色で塗られたものであるのです。
伝え残される史実にも、すべてに『意図』があります。
私は私の惹かれる人に思いきり感情移入をしながら、私なりの意図を持って書いていこう。
そんな感じで、これからも私の神話と歴史の旅は続きます。