今年も目標は本を56冊読むこと!
なかなか毎年読めないのですが、今年も時間を作って読みます
今日はここのところ読んで、皆さんもぜひと思う本のご紹介です。
まずはこちら。
とある子育て中の専業主婦と、その周りの人たちの話なのですが「対岸の火事」という言葉と「家事」を掛け合わせたこのタイトルが素晴らしい
そう。
「我が家が1番大変。よその家もそりゃあ大変そうだけれど、やっぱりうちが1番大変。」
って思ってしまう落とし穴…。
家事や子育てに何でみんなこんなにモヤモヤしてるの?!
そもそも家事って誰でもしてるし誰でも出来る簡単なことなの?
主婦は生産性のない存在で、時代にそぐわない存在なの??
わたくし絶賛専業主婦なので、読んでいて主人公と一緒に憤ったりモヤッたり、やっぱり主婦すごいじゃん!と思ったりしました。
みんなそれぞれの生活の中で悩みがあるし、それぞれが持つキャパシティがあったり大切にしたいものが異なるから、生活のどこに時間をかけるのかが異なる。
それで良いはずですよね?
世の中、なかなかそういった視点を持てない人も多いのかもしれないと感じました。
(双子娘たちが小さかった時、結構な頻度で「うちは年子の子供達を育てたけれど、それはもう大変で大変で。双子は一気に育つからそれより楽よ!」と話してくる人が現れました。
私は「なぜ、年子育てるのも大変、双子育てるのも大変 って思えないのかなぁ??」ってイラッとしてました。
そもそも「年子も双子も育てた経験のある人」のセリフなら分かるけれど、あなた双子を育てたことないんだよね? どっちが楽とか大変とかってなぜ言えるの?? って疲れた脳内でグルグル…🌀)
そんなわけで、当たり前の感覚を取り戻せる本書、オススメです
次はタイトルも表紙も気になる系の本のご紹介。
野生の賢いメスゴリラが手話を使えるようになり、彼女に「手話を言葉に変える特製手袋」が与えられた時…
要するに、ゴリラが考えていることが言語として人間も分かるようになるのです。普通にゴリラと話せるようになるということですね。
そして一躍有名になった「話せるゴリラ」は動物園で生活するようになり、夫も見つけます。
しかしある日、動物園の柵を越えて中に入ってしまった人間の子供を夫となったオスゴリラが反射的に引きずって移動してしまい、動物園の人間はオスゴリラを射殺。
夫を射殺された「話せるゴリラ」は裁判の場に立ちます。
というストーリー!
いやーーー、何が面白いって、ありそうでなさそうで、いやもしかしたらゴリラだってこんなこと考えてるかも?!と思わせてくれるところでした。
ドリトル先生が動物の言葉が理解できて話せる…というのは完璧にファンタジーだなぁと子供心でも思いましたが、ゴリラ裁判は「もしかしたら現代の科学では… あるかも?!」とか思ってしまうシチュエーション
興味ある方はどうぞ〜
3冊目は…
私が愛してやまない、小川糸さんの「椿文具店シリーズ」の三作目が出たんです
普段、図書館派なのですが、たまたま立ち寄った本屋の新刊のところに並んでいて「」と思い…
図書館で予約して読みました
(結局そーなんかい!って自分で自分にツッコミ入れたよね)
一作目、二作目はこちら
椿文具店では代筆屋というのをしていて、お客さんに頼まれた手紙を代わりにいい感じに書くんです。
で、本作。
二作目からかなり時が経っての刊行で、代筆屋の鳩子さんの家族にもいろいろ変化がありました。
この作品の素晴らしいところは、手書きの手紙(鳩子さんが代筆したもの)が入っているのですが、それがとーーっても素敵なんです!
お客さんの意図に沿って、レターセットや文体や内容だけでなく自体とか筆記用具も変えるんです。
三作目の本作でも「手紙って素敵だなぁ」と感じました。
そして、鳩子さんが伊豆大島に旅行に行くのですが、猛烈に行ってみたくなりました!
鳩子さんの住む鎌倉もゆっくり行ってみたいなぁ〜。
そんなわけで特に良かった3作のご紹介でした。
それ以外の読んだ本はこちらに挙げておきます
まだまだあるーーー。
挙げきれんーーーーー