読書好きの私は暇を見つけてくださいせっせと本を読んでいます。

といっても最近は片付けてなどに時間を取られてなかなか読書タイムを捻出するのが困難な状況ですが…。

図書館で自由に本を予約して読める日々もあと少しと思うと「今のうちに読みたい本を読んでおかないとアセアセ」と焦ります。

 

 

さて、今読んでいるのが大好きな作家さんである宮下奈都さんのエッセイ下差し

 

緑の庭で寝ころんで 緑の庭で寝ころんで
1,728円
Amazon

です。


普段はあまりエッセイって読まないのですが、同じく宮下さんのエッセイ下差し

 

を読んで、エッセイって書く人によってこんなに面白いんだびっくりと驚いたのでした。

 

北海道のちょうど真ん中、十勝・大雪山国立公園にあるトムラウシ。スーパーまで三十七キロという場所へ引っ越した宮下家。寒さや虫などに悩まされながら、壮大な大自然、そこで生きる人々の逞しさと優しさに触れ、さまざまな経験をすることになる。

ーAmazonより

 

このエッセイを読んで驚いたのは、冬にはマイナス20度になってしまうような、スーパーに買い物に行くだけで小旅行のような地に自分たちから引っ越して行ったことでした。

まず、トムラウシという地の様子は初めて読むことばかりで「日本国内にそんな場所があるんだ!」と目から鱗でした。

そして宮下さん一家が戸惑いながらもその環境の中でたくさんの発見を重ね、小さな喜びをたくさん見つけ、その土地に溶け込みつつ自分たちらしい生活を確立して行く様子を読んでいて、逞しいなぁと感じました。

 

これから今までとは違う環境で生活していこうと思っている人たちにはぜひ読んでみてほしい一冊でしたよ。オススメですキラキラキラキラ

 

 

 

さて、その続編となるエッセイ「緑の庭で寝ころんで」。いろいろな雑誌や新聞などに載った宮下さんのコラムが寄せ集められている形式になっているため、全体的に統一感に欠けるかなぁという印象です。

しかし!

宮下さんの小説も含めてたくさん読んでいる人にとっては小説の裏話などたくさん読めて楽しいです。小説家の生活というか、こだわりみたいなのが垣間見えるのは興味深いですね。

特に印象に残ったのは「高校生と作文」についてのコラムでした。

 

 


宮下さんのほかの作品でオススメなものもご紹介しておきます!

 

第13回本屋大賞、第4回ブランチブックアワード大賞2015、第13回キノベス!2016 第1位
高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律の世界に魅せられた外村。
ピアノを愛する姉妹や先輩、恩師との交流を通じて、成長していく青年の姿を、温かく静謐な筆致で綴った感動作。

-Amazonより

 

 

自由奔放な妹・七葉に比べて自分は平凡だと思っている女の子・津川麻子。そんな彼女も、中学、高校、大学、就職を通して4つのスコーレ(学校)と出会い、少女から女性へと変わっていく。そして、彼女が遅まきながらやっと気づいた自分のいちばん大切なものとは…。ひとりの女性が悩み苦しみながらも成長する姿を淡く切なく美しく描きあげた傑作。

-Amazonより




読書好きな方はぜひ、チェックしてみて下さいウインク