にじいろガーデン/集英社

 

「食堂カタツムリ」を書いた小川糸さん。
好きな作家さんの一人です。
本作は女性同士の結婚をテーマにした作品です。
「にじいろ」にはそういう意味があったんだ!と目からうろこでした。
それぞれの子供がいる女性同士が一緒に田舎で暮らすようになり、家族になっていく話なのですが、山あり谷あり。
普通の男女の結婚生活だっていろいろあるのがふつうですが、女性同士ならなおさらだろうなぁと感じました。
しかしそんな珍しい家族を最初は拒絶したけれど、少しずつ受け入れていった村の人たち。
そしていろんな家族の出来事を通して絆が深まっていく様子。
なんか一生懸命に生きているし、なんやかんやいって幸せそうだし、こういう人生もありなんだろうな。
でもラストはなんか悲劇…。
そうだったんだ…。