お父さんと伊藤さん/講談社

 

またもや初めて読む作家さんの作品でした。

彩は、20歳年上の彼氏、伊藤さんと仲良く同棲していました。
そこに兄の家に住んでいたはずの父親が、突然一緒に住むことになって…?!
というストーリーです。

ビックリなシチュエーションで焦る彩や、その他の人たちに対して、伊藤さんが動揺を見せずに的確に対応するのがナーーイス!
その場にいた方がいいのか、いない方がいいのか、パッと直感で行動できる伊藤さんに「アッパレ」!!
3人で映画とか食事とかしてもいまいち盛り上がらなかった雰囲気を察して、お父さんをホームセンターに連れて行って男二人で盛り上がるシーンが一番ニヤニヤしました。

そしてラストではジーーーーーン…。

お父さんも、彩さんも、伊藤さんも、それぞれが幸せになってくれたらいいなと思える作品でした。