小野寺の弟・小野寺の姉 (リンダブックス)/泰文堂

 

 
 
星星星星星
あーー、こういう作品、大好きです!!
不器用に生きている姉と弟の物語でした。
2人で暮らしていて、それぞれの仕事をしているのですが、人生ですから山あり谷あり。
そんな中での姉弟の会話や行動が素敵!
一緒に育ってきたからこそ分かる共通ネタが、弟は実はこう思っていたけれど姉は気がついていなかったり、気がついていないふりをしていたり。またその逆もあって。
そんな全ての中に兄弟の間の心遣いが感じられて、やっぱり兄弟っていいなと感じました。
ラストのお年玉も、たまらんねー!
 
まあ、もっとそれぞれの友達がいてもおかしくない気がしましたけれどね。
特に姉は女だから、学生時代の友達とかが登場しないのはちょっと不自然な気もします。
でもその分、姉と弟の関係が際立っていていいですね。
この作家さん、初読みでした。
脚本、演出家だそうです。
この話もドラマになっているようなので、どこかで見つけて見てみたいです